2010年3月30日8 分

明治大学政治経済学部 荒井奈津子(あらいなつこ)

最終更新: 2021年2月19日

自分なりの解法に執着して教えてもらったのを聞き入れなかったらもったいないです。教わったのが嫌だったら自分なりのに戻せばいいだけの話なので、どの教科においても教わったことは一度素直に受け入れるべきだと思います。

跡見学園の異端児、安蒜・宮内の紹介で入塾した為、最初びびったが、真面目でしっかりものの女の子でした。

☆高校名

跡見学園高

☆合格校

明治大学政治経済学部政治学科(一般)(進学)

青山学院大学教育人間科学部教育学科(一般)

法政大学社会学部社会政策科学科(一般)

東京女子大学現代教養学部国際社会学科経済学専攻(一般)

日本女子大学家政学部児童学科(センター〈英語 166/200.現代文 154/200.倫理

156/200.ⅡB130/200〉、一般)

跡見学園女子大学文学部臨床心理学科(センター〈英語 166/200.現代文 154/200〉)

☆不合格校

東京学芸大学教育学部初等教育教員養成課程幼児教育選修

早稲田大学教育学部教育学科初等教育学専攻(一般)

津田塾大学国際関係学科(センター〈英語 207.5/250.国語 144/200.ⅡB65/100.倫理 78/100〉)

東京女子大学現代教養学部国際社会学科社会学専攻(センター〈国語 144/200.英語166/200.倫理 78/100〉)

☆センターの点数

英 166

国 144(評 44/小 33/古 32/漢 35)

世 68

数 1A52

数 2B65

化 50

倫 78

☆資格・特技・部活・委員会活動など

英検2級、漢検2級、学園祭実行委員(1年)、選挙管理委員長(2年)

☆高校での成績

評定 3.7(高3夏の時点)

定期試験では1.2年は大体 260 人中 100 位前後、3年は 50 位前後、最後の試験は 25 位ぐらいでした。

☆模試の成績

【駿台】

・全国マーク模試(7月)

英 49.9 数 1A37.2 数 2B46.8 国 49.7 化 47.5 世 57.3 倫 45.2

学芸教育D. 千葉教育D. 青山教育D. 早稲田教育E. 日本女子家政C

・第2回全国判定模試(9月)

英 57.6 国 51.3 世 51.6

学芸教育A. 千葉教育C. 青山教育B. 早稲田教育D. 明治国際日本C. 日本女子家政A

【駿台ベネッセ】

・第3回マーク模試(11 月)

英 61.3 国 63.7 世 63.5 数 1A53.8 数 2B48.2 化 60.2 倫 56.5

学芸教育B 早稲田教育C. 明治政経(センター)C. 青山教育(センター)B. 東京女子(センター)A. 日本女子(センター)D. 成蹊法(センター)D. 立教法(センター)C

【河合塾】

・第1回全統マーク模試(5月)

英 58.3 国 57.3 数 1A57.8 数 2B45.7 世 41.5 化 47.6 倫 37.4

学芸教育E. 千葉教育E. 埼玉教育E. 青山教育E. 日本女子家政(センター)D. 玉川教育(センター)C

・第1回全統記述模試(5月)

英 60.4 数 55.3 国 53.2 世 42.9

早稲田教育E. 青山教育E. 日本女子家政B. 玉川C

・第2回全統マーク模試(8月)

英 60.0 国 57.7 数 1A46.3 数 2B53.9 世 47.7 化 63.5 倫 49.6

学芸教育D. 千葉教育C. 早稲田教育E. 青山教育E. 法政経済D. 日本女子家政D

・第2回全統記述模試(9月)

英 62.4 国 48.6 世 57.4

早稲田教育E. 青山教育E. 明治国際日本D. 立教経営E. 東京女子国際関係C. 日本女子家政C.

・第3回全統記述模試

英 64.6 国 49.8 世 54.6

早稲田教育E. 明治政経E. 青山教育E. 法政法D. 成蹊法D .東京女子C. 日本女子家政C

・第3回全統マーク模試

英 60.6 国 56.1 数 1A54.5 数 2B50.7 世 56.8 化 57.1 倫 44.9

学芸教育C. 千葉教育C. 早稲田教育E. 明治政経E. 青山教育D. 東京女子国際社会(センター)D. 日本女子家政(センター)B

・全統センター試験プレ

英 62.3 国 56.2 数 1A51.6 数 2B46.0 世 59.1 化 51.4 倫 52.6

【代ゼミ】

・早大入試プレ(11 月)

英 62.0 国 42.6 世 66.3

早稲田教育C(55%)

立教大学のクリスマスツリー前。一番左奥が荒井。

☆自分なりの受験戦略

2年の春から予備校に通い始めましたが、受験を全く意識できずにただ通っているだけでした。勉強方針も確立できていませんでした。

本格的に受験勉強を始めたのが3年の5月頃で、ゆげ塾に通い始めたのもこの時期でした。まず英単語を一通りやって、英語長文を毎日一題やり始めました。化学は2年のときに学校で授業がなく、自分でもやっていなかったのでぼろぼろで、予備校の授業をとって基礎からやりました。

世界史の通史は1月まで終わりませんでした。

夏休み前から、その日どの科目を何時間やったかと、勉強した内容を記録し始めました。

冬休みはセンターの過去問をいっぱいやって、私大の過去問はセンター後から始めました。センターで失敗したので、滑り止めの過去問も赤本に入ってる分は全てやりました。

国立の二次試験が面接と実技だったので、センター後は週に1回学校の先生に指導してもらいました。

二次対策を始めたのはセンター後でした。

一応合唱部だったので歌もピアノも人並みにはできましたが、センター後の判定がDでしかも学芸大学はセンターの比率がかなり高いので人と同じ程度にやっていても受からないと思って、実技の練習は毎日最低1時間はやって、大抵飽きるまでやりました。私大試験前日とかも赤本や暗記より実技の練習を優先しました。

面接対策は、予備校で面接対策の本みたいなのをもらってオーソドックスな質問の返答を考えたり、自分が今までやってきたこと(部活やガールスカウト)の中身を書き出したり、志望が幼児教育だったので文科省や教育に関する HP を見たり、新聞をスクラップしたり、自分がすきな絵本を繰り返し読んで、どういう意図でその展開になっているのか、その台詞なのかなどを考えたりしました。

予備校で模擬面接を2回やってもらい(形式的な感じで教育についての質問はなし)、教育に関する知識は学校の先生と現在の教育の問題点や解決法を話し合ったりして頭に入れました。

☆勝因

早稲田以外の一般の私大は全部合格したのですが、自分でもなぜかわかりません。二次の実技(ピアノと歌)対策が息抜き代わりになってよかったのかもしれません。

夏休み前から勉強時間を記録し始めたのはよかったと思います。時間が全てではないですが、目に見えるわかりやすい形で自分がやったことが見えるともっといっぱいやろうという意欲が出てよかったです。

あと毎日しっかり学校行ったのも私にはよかったと思います。友達と話したり騒いだりするだけで気持ちが全然違いました。1月以降は学校がなく話し相手もいなかったのでいつもつまんなかったです。

☆敗因

国立とセンター利用私大は、センターの失敗です。世界史は2年の頃に真面目に授業を受けてなかったのが最後まで影響したと思います。数学は苦手なのを自覚しながらなかなか手を出さず他の科目ばっかりやっていたのでだめでした。

一般試験は、早稲田の試験日が私大一般の一番最後で、明治など他大学の合格がわかっていたので気が抜けてしまっていました。

あと敗因というか実感したことですが、私大の赤本は早めに見ておいた方がいいです。解き始めるのはどのタイミングがいいかは断言できませんが、どんな形式で出るのかを知るために目を通すのは大切です。実際私はセンター後に赤本を始めて、そのとき初めて青山に英作文があることや明治に論述があることを知りました。それまで一度も英作文や論述をやったことがなかったので焦ったし、英作文は添削も結局お願いできずに独学?でした。

☆ゆげ塾の活用法

早く通史を終わらせたかったけど他の予備校の授業と被ったりして1月まで終わりませんでした。授業自体はすごく楽しいし、質問したり映像見たりすると自分で勉強するよりかなり理解できました。

1回4時間半と長いですが、私はとにかく世界史が苦手だったので、出れる授業は出ました。演習は、数学化学が危ないと思ったので1回しか出ませんでした。

☆他塾・学校の活用法

【四谷学院】

大山司先生(英語)

授業中に当てるので緊張感がかなりありました。

大山先生の授業を受けるようになって長文の読み方が掴めるようになりました。

伊東先生(古文)

おそらくいつもキレてました。

それが嫌で途中で授業やめました。

【茶ゼミ】

安藤先生(センター化学)

かなり厳しいけど、基礎からしっかり教えてくれました。

図もわかりやすく、どの分野も参考書よりわかりやすく解説してくれました。

【学校】

3年は数学以外はどの授業も真剣に聞きました。寝たり内職したりはほとんどなかったです。数学は1時間で問題を解き、もう1時間で解説という授業だったのですが、解説のプリントも配られるし聞いても意味がないと思ったので自分で問題集をやっていました。

世界史はゆげ塾でやった所も、知識を確認しながらしっかり聞きました。

試験勉強はしませんでした。

学校は毎日行き、高校皆勤です。

行事もかなり積極的に参加しました。

二次試験の対策(歌とピアノの指導、面接の練習)もやってもらいました。

幼少期、ゆげの故郷である熊本で過ごしたということで、「いきなり団子」とかかなりローカルな話をしていた。ガールスカウト経験者らしく、しっかりものでした。

☆お薦めの参考書・問題集

『英語長文問題精講』

短めの英文がたくさん入っているので毎日1題解くのに使いました。

『基礎英文法問題精講』

1周やっただけで基本的な文法を確認できました。

『英文法ファイナル問題集』

レベル別で3つに分かれてて、自分がやりたいレベルに合わせてできます。解説も詳しい。

『速読英単語』

MARCH ぐらいまでなら必修編をちゃんとやれば多分大丈夫です。

私は上級編もやりました。

『実力をつける世界史 100 題』

授業を受けた後に解いてました。センター後は苦手な範囲や入試に出そうな分野を何度もやりました。

☆これからの大学生活への想い

始めに目指していたのと全然違う方向に進むことになったので将来のことは全く想像できな

いけど、楽しくなることは確かだと思うので学生時代しかできないことをいっぱいやって大学生活を楽しみたいです(^ω^)

☆さいごに

私が思ったのは、受験生は素直になるべきということです。

たとえば、数学で自分なりの解法があったとしても、教わった解法の方が効率よく解ける場合がほとんどです。

自分なりの解法に執着して教えてもらったのを聞き入れなかったらもったいないです。教わったのが嫌だったら自分なりのに戻せばいいだけの話なので、どの教科においても教わったことは一度素直に受け入れるべきだと思います。

最後に、お金をいっぱい出してくれた両親、世界史を通して政治とか経済に興味を持たせてくださったゆげ先生、私が悩む度に励ましてくれた学校の青木先生、そしてなにより手紙やメールくれたり相談のってくれたり勉強教えてくれたり一緒に勉強してモチベーション上げてくれたお友達に感謝です。ありがとうございました!

2010 年 3 月 11 日時点での記録です。

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