2009年3月30日9 分

早稲田大学社会科学部 伊藤梨菜(いとう りな)

最終更新: 3月30日

高校名
 

 
頌栄女子学院高等学校
 


 

合格校
 

 
早稲田大学社会科学部
 

 
明治大学情報コミュニケーション学部
 

 
明治大学文学部心理社会学科
 

 
成城大学社会イノベーション学部心理社会学科(センター利用)
 
(センター換算点 英:158/200 国:89/100 世:87/100)
 


 

 
不合格校
 

 
早稲田大学文学部
 

 
早稲田大学文化構想学部(補欠)明治大学情報コミュニケーション学部(センター利用)
 
(センター換算点 英:152/200 国:168/200 世:174/200)
 

 
立教大学社会学部メディア社会学科(センター利用)
 
(センター換算点 英:114/150 国:85/100 世:87/100)
 

 
立教大学社会学部メディア社会学科
 


 

 
センターの点数
 

 
英語筆記:158 リスニング:32 
 
国語:168(現代文:89 古文:39 漢文:40)
 
世界史:87
 

 

 

 
資格・特技・部活・委員会活動など
 

 
英検準2級 
 
頌栄女子学院聖歌隊部長
 

 

 

 
高校での成績
 

 
評定平均:3.5
 
定期考査では大体、国語は220人中30位、英語は220人中150位、世界史は85人中20位くらい。
 
基本的に考査の勉強は、あまり準備せずに受けていました。
 
副教科は全く勉強しなかったので常に下から10位以内(笑)。
 
最後の考査の保健はビリ(笑)。
 

 

 

 
模試の成績
 

 
【河合塾全統マーク模試偏差値】
 
[第1回] 英:55.2 国:57.0 世:44.7 総合:52.3
 
[第2回] 英:55.9 国:51.0 世:59.7 総合:55.5
 
[第3回] 英:56.5 国:60.1 世:68.2 総合:61.6
 

 
【河合塾全統マーク模試合否判定】
 
[第1回] 早稲田大学(文構・文・社学):E 明治大学(文):E 日本大学(芸術):C
 
[第2回] 早稲田大学(文構・文・社学):E 明治大学(文):E 日本大学(芸術):C 専修大学(法):A
 
[第3回] 早稲田大学(文構・社学):E 明治大学(情コミ):C 日本大学(芸術):A 成城大学(法):A
 

 

 
【河合塾全統記述模試偏差値】
 
[第1回] 英:60.0 国:48.9 世:58.0 総合:55.8
 
[第2回] 英:56.1 国:52.6 世:66.1 総合:58.3
 
[第3回] 英:57.0 国:50.3 世:70.1 総合:59.1
 

 
【河合塾全統記述模試合否判定】
 
[第1回] 早稲田大学(文構・文・社学・教育・人科):E 明治大学(文):E 日本大学(芸術):C
 
[第2回] 早稲田大学(文構・社学):E 明治大学(文):E 日本大学(芸術):C
 
[第3回] 早稲田大学(文構・社学):E 明治大学(情コミ):D 日本大学(芸術):C 成城大学(法):B
 

 

 
【河合塾センタープレテスト】
 
早稲田大学(文構・社学・人科):E 明治大学(情コミ):C 明治大学(文):D 立教大学(コミ福):C 成城大学(社会イノベ):A


 


 
合格までの戦略
 

 
何よりもまず、時間の使い方には気をつけました。
 
受験生という立場だけど、高校生活最後の1年もちゃんと楽しみたかったので、9月の文化祭の演劇にもキャストとして参加しました。
 
夏休みも稽古があったので、勉強との両立で体力的に疲れましたが、逆に気を引き締めて、だらだら過ごすことなく勉強にも精を出すことができました。
 
人によって違うとは思いますが、毎日ひたすら勉強するだけではなく、私みたいにやりたいことをやりながら勉強するというのも一つの手だと思います。
 
そうすることによって、勉強にまわせる時間は、1秒も無駄にせずにしっかりと集中してやれるはずです。
 
英単語や古文単語は高3の早い段階から始めました。
 
高3になったばかりの頃は、効率的な勉強の仕方もまだわからなかったので、とりあえず今すぐ出来る単語など、基本からおさえていきました。
 
私の場合は、高2までは部活も忙しく、やる気も出なかったのでほとんど勉強をしておらず、高3から勉強を基礎から始めた感じでした。
 
夏休みの勉強は何よりも世界史をやりまくりました。
 
これが何よりも、私の戦略での成功でした。
 
なるべく早く通史を終わらせることが、その後の私の世界史の力に繋がりました。
 
センター世界史は夏休みから、週1のペースで解き始めました。
 
もちろん英国も毎日やりました。
 
英国の長文は毎日ではなく、1日置きにやりました。
 
長文を読まない日があっても、単語や熟語など、英語に毎日触れるということは大きかったです。
 
でも、出来るだけ英語の長文は夏休みから毎日やることを勧めます。
 
英国のセンターは夏休みは2回程やり、残りは冬まで残しておきました。
 
10月あたりから、受験で使う教科全てを毎日やるようにして、偏りがなくなるようにしました。
 
12月はセンターのための勉強もしましたが、私大に向けての勉強に重点を置いて勉強しました。
 
国立志望でないのなら、センター直前であっても私大入試に向けた勉強はするべきです。
 
授業でなはく、自分自身の学習としての世界史の通史は5回程やりました。
 
やらないとすぐに忘れるので、ひたすら繰り返しました。
 
特に、早稲田で必ず出題される中国史は、何度繰り返したことかわからないくらいです(笑)。
 
英国とは違って、世界史は直前でもやれば伸びるので、最後の最後まで諦めませんでした。
 
入試が始まったら、試験が終わるごとに終わったことを考えたり、結果が出るごとに一喜一憂して時間を無駄にすることは絶対にしないようにしました。
 
ただ、試験が終わる度に自分に何が足りなかったのかを見直し、それを生かして次の試験に向けて勉強しました。


 

 

 

 
勝因
 

 
試験当日だけ、自分に自信を持ったことは、精神的な面で大きかったと思います。
 
普段は全く自分に自信が持てず、常に受験に対して不安を抱えていましたが、試験会場の席に着いて落ち着いて今まで勉強したことを振り返ることによって、試験当日はあり得ないくらいの自信が持てました。
 
最後の最後は気持ちが大事です。
 
また、普段の受験生活において、成績の良い友達のことを尊敬できたことも勝因の一つではないかと考えます。
 
その子をただ羨むのではなく、その子の努力の結果だということを認めて尊敬し、そういった子を目標にして勉強に励んできました。


 

 

 

 
敗因
 

 
試験の途中で「ここの合格は無理だ」と感じてしまい、無駄に焦ってしまったことです。
 
正直、不合格だった立教大学の入試の時がその状態でした。
 
まだ結果もわからないのに、英語の試験中にあまりの出来なさに、気持ちが勝手に後悔を始め、焦ってしまいました。
 
問題文の見落としは悔やんでも悔やみきれない敗因の一つです。
 
普段の勉強でも気をつけてきたし、ちゃんと注意しなくてはならないことを自分ではわかっているはずなのに、緊張もあってか本番でやってしまいました。
 
そして、漢字の勉強にもっと力を入れるべきでした。あまりしっかりとやっていなかったので後悔しました。
 

 

 

 

 
ゆげ塾の活用法
 

 
模試の結果を見てもらえればわかりますが、ゆげ塾に通うようになってから、世界史の成績が驚くほど伸びました!
 
4月からほぼ週2のペースで通い、9月くらいに通史を終えました。
 
現代史や苦手な範囲は授業を2回受けました。
 
1回目の授業では理解するのがやっとだったところも、2回目を受けることによってしっかりと身につけることができました。
 
通史の2周目はかなり有効なので、自分の苦手とする範囲は2回受けることを勧めます。
 
そして演習は、誰よりも多く出席したと思います(笑)。
 
でも本当に演習は重要です。
 
早い内から演習に出席することによって、点数が取れなくて傷つく経験を早い段階ですることが出来るし、演習を重ねていくことによって、自分の実力がついてくることも実感できます。
 
また、友達と点数を競うことによって、さらにやる気も出ます。
 
みんなの前で間違うことで恥をかき、その悔しさから成績は伸びます。
 
ゆげ塾の演習はめちゃめちゃ力が付きます!!
 
討論形式だし、解説もいろいろと発展していくので、素晴らしいです!
 
「他教科もあるし、世界史ばかりに時間をかけていられない」と言って、演習に出席しないのは損です。
 
演習というせっかく与えられた時間を存分に世界史に当てて、限られた残りの時間を無駄にせずにしっかりと他教科に当てれば良いはずです。
 
他教科のことを言い訳に演習に出ないのは、本当にもったいないので是非演習に出てください♪


 
演習のススメ(私が演習の重要性をお伝えします!)
 

 

 

 

 
他塾・学校の活用法
 

 
【河合塾(麹町校)】
 
高3の一年間:早大英語(渡辺先生)
 
高3の夏休みの講習:早大英語(渡辺先生)、早大古文(村山先生)
 
高3の冬休みの講習:早大英語、早大古文(村山先生)
 

 
レギュラーの授業では受講しなかったのですが、講習で受講した早大古文は非常に有効でした。
 
村山先生の古文の授業は素晴らしいです!
 
古文に対する苦手意識は変わるし、古文も楽しくできました。
 
私は河合塾の先生とは特に親しくすることはなかったですが、レギュラー早大英語のおかげで、長文読解の力は付きました。


 

 
【学校】
 
英語や国語は学校の授業を大いに活用していました。
 
国語の金田先生はとても信頼できて、大好きでした!
 
また、早稲田文化構想・文に出題される英文の要約は、英語の中橋先生に添削してもらいました。
 
丁寧に解説してくださり、本当にお世話になりました。
 
世界史に関しては全くです(笑)。
 
以下は、私自身の受けとめ方や感想なのですが、まず、通史が終わるのがかなりギリギリだったし、何とか通史を終わらせるために現代史の説明も丁寧ではなかったので、学校の世界史の授業はあまり当てにしていませんでした。
 
世界史の水野先生の教え方は良かったし、わかりやすかったと思うのですが、やはり受験世界史対策となると、ゆげ塾には敵わないと思いました。
 
学校は勉強というよりも、友達との気分転換の場所として利用していました♪

お薦めの参考書・問題集

『単語王』
 
派生語や多義語が多く載っているので、語彙を増やすには最適です☆
 

 

『古文単語ゴロ565』
 
これがなかったら私は古文単語を覚えられませんでした!ほんとに感謝です!
 

 
『ゴロで覚える日本文学史 ゴロ文学シェーッ!』
 
世界史受験者にとって、日本文学史を覚えるのはかなり厄介ですが、ゴロなら楽に覚えられます!
 

 
これからの大学生活への想い
 

 
大学に入って、いろんな人との出会いを大切にし、様々な経験をして視野を広げることが私の目標です。
 
受験で培った精神力を生かして、いろんなことにチャレンジしていきたいです!
 
これから出会うたくさんの先生や友達から刺激を受けて、人間的に成長できることが楽しみです。
 
いろんな地域から集まっている人たちとの出会いの場である大学という場所は、ひとつの社会だと思います。
 
そんな社会の中で、一人の人間としていろんな面で成長していけるように、努力していきます!

さいごに
 

 
受験は私にとって試練であると共に、大きなチャンスでもありました。
 
受験生活の中で、辛い思いや悔しい思い、時には喜びも感じることもありました。
 
受験を乗り越えることによって、自分に自信を持つことができました。
 
そんなチャンスを逃すのはもったいないです。
 
今しかないこの時期を、必死に過ごすことはとても素敵なことだと思います。
 
私は受験生活の中で、たくさんの人に支えられてきました。
 
私が気づかないところで、私のことを支えてくれた人もたくさんいると思います。
 
そんな人たちのすべての想いに、感謝です。
 
これからは自分の夢に向かって、全力疾走します(・∀・)ノ
 

 
2009年3月1日時点での記録です。

    319