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合格体験記

慶應義塾大学法学部法律学科 青学のガリ・女子ver. (仮名)

想い続ければ(あと努力すれば)いつか願いは叶う…!それを証明してくれたみんなのお姉さん的存在。彼女の努力をぜひご覧あれ!


別に早慶に行ったから偉いなんてことはないんです。そこに入って何を成し遂げるかが大切なんです。でも、六年半の片思いがやっと実ったときの感動は並大抵のものではありませんでした。

☆高校名


青山学院高等部


浪人




☆合格校


慶應義塾大学法学部法律学科FIT入試B方式(進学)


中央大学法学部法律学科自己推薦入試(一次)



☆不合格校


慶應義塾大学法学部法律学科FIT入試A方式



☆資格・特技・部活・委員会活動など


◯資格


漢検2級(高1)


英検準1級(高3)


IELTS 5.5


TEAP 324点



IELTSは慶應の推薦のため、TEAPは一般で上智に出すために浪人時代に取得しました。



◯部活


ボランティア部



☆高校での成績


評定平均4.6



評定は後々推薦入試で使えたりするので4.0は少なくとも取っておくべきだと思います。


私は元々理系脳だったので物理と化学と数学が詰まった二年生のときに評定4.9を取って荒稼ぎしました。(笑)



☆模試の成績(偏差値)


◯河合塾全統記述模試


第1回(既卒時)


英語76.2


国語58.4


世界史73.6



判定


早稲田大学商学部C、早稲田大学文化構想学部B、上智大学経営学部B、慶應大学文学部A



とにかく国語が苦手でした・・・。



☆勝因


英語をガチガチに固めていたことだと思います。現役時代は鉄緑会で、浪人時代はグノーブルで英語を習っていました。世界史は現役時代に固まりきらず、ゆげ塾で背景知識を学ぶ中で理解を深めたら暗記が楽になりました。この二つが早いうちに模試の数字に表れるようになったので古文漢文に時間をかけることができました。



あと、AO入試を視野に入れていて夏休みが小論文で終わることが目に見えていたので夏休み前は一日17時間勉強していました。予備校でも友達を作らないで休み時間は一人で黙々と世界史の一問一答をやっていました。そういったこともあって、罪悪感なくAO入試の準備をすることができました。



慶應行くにも、早稲田に行くにも、まずは英語です。音読は毎日欠かさず、電車の中ではグノの音声教材をずっと聞いていました。




◯ゆげ塾の活用法


2019年の3月末から8月下旬頃まで、週2で行っていました。


通常授業に出つつ、論述の授業に参加しました。論述の授業では他の人が書いた優秀答案を読む中でいいなと思った書き方を盗むようにしていました。



印象に残っているのはやはり縄跳びです。初めてゆげ塾に行ったその日に歴代のアメリカ大統領を言えるようになって、これは凄い・・と感動したのを覚えています。



自習室利用もしていました。ゆげ塾の自習室はセンターの問題を解き、スプレッドシートに記帳し、演習授業や論述授業を受ければ利用ができます。点数が人に見られるということもあり、1人で解いていても緊張感を持って取り組むことができました。



加えて、ゆげ塾はプリ免を取得すれば、コピー機も使うことができます。東進の過去問データベースから問題をプリントしたり、他塾のテキストをコピーしたりしていました。コンビニでコピーすると一枚10円するので、経済的にもありがたかったです。





◯他塾の活用法


現役時代は一橋大学を志望していたので国語はグノ、英語数学は鉄緑、世界史は駿台に通っていました。センターのみで使う生物基礎、化学基礎、倫理政治経済は鉄緑の夏期講習と冬期講習で完成させました。まあ、落ちたんですけどね・・(笑)



浪人時代は私立文系に切り替え、河合塾の早慶上智のアドバンスクラスの選抜クラスに在籍し、お昼まではそこで授業を受け、午後にゆげ塾で自習利用をし、夜にグノで英語orゆげ塾で世界史を受けていました。



河合塾は英語と世界史は微妙・・・という感じであまり信用していなかったのでグノとゆげ塾にコミットしていましたが、国語全般は良い感じでした。現代文、古文、漢文は基礎からしっかりやってくれるのでありがたかったです。



グノーブルは兎に角最高でした。α1クラスに在籍し、中山先生と本原先生の授業を受けていましたが、グノの問題は単語もほどほどに難しく、頭を使ってひねり出せばできるけど、何となくフィーリングで解いたら絶対にできないという絶妙なレベルの演習問題だったので毎週問題を解くのが楽しみでした。



◯お薦めの参考書・問題集


☆英語


鉄壁


鉄緑会に通っていたとき、私の英語の先生が三木先生という鉄壁執筆者の先生だったので現役時代からリュックを開けば必ず入っているというレベルで使っていました。現役時、慶應経済の英語の試験の前に鉄壁を一周ざーっと見たら、単語問題や長文で直前に見た単語や熟語がめちゃくちゃ出ました。



TOEFL3800


ゆげ塾でお世話になったチューターさんの体験記を読んで買ってみました。レベルが高く、グノの演習に出てくる難しい単語をほとんど全て網羅していた一冊でした。Rank3まで覚えれば早稲田の英語にも対応できると思います。



リンガメタリカ


ゆげ塾の現役生に教えてもらって使っていました。長文は読まず、載っていた単語だけ覚えていました。



全解説頻出英文法・語法問題1000


全解説頻出英語整序問題850


全解説頻出英熟語問題1000



特に英熟語は知らないものが多かったので役立ちました。英語は上記のものを使えば、単語がわからなくて読めなかったということにはならないかと思います。




去年落ちた原因が、結局演習量不足だなと思ったので、長文の問題集はあえて買わず、SFC、慶應経済、慶應文あたりの過去問を東進のホームページから引っ張り出して解いていました。早稲田は商学部や社学から解くのをオススメします。ちょっと慣れてきたら、慶應法や早稲田法、早稲田政経を解くといいと思います。



☆国語


★現代文


船口のゼロから読み解く最強の現代文


色々悩んだのですが、もう基礎からやろうという結論に至りこれを読むことから浪人生活は始まりました。結構わかりやすくて、読み終わった後の感触は良かったです。わからない、できないと感じるなら、基礎の基礎からやるのが正解だと教えてくれた一冊です。




河合塾のテキスト


上の本を読んでコツをつかんだ後にテキストで指示語のチェックを意識し、書き込みをしていったら、センターの問題に対する苦手意識はすぐになくなりました。



早稲田商学部、国際教養学部の過去問


早稲田商学部の国語は頑張れば満点が取れるとネットに書いてあったので信じて解いていました。国教の過去問も基礎的な問題が多かったのでこれらが解けるようになってから他学部に手を出そうと思い、解きすすめました。これらを解いて、早稲田の癖を掴むことができたのかなと思います。商学部の問題は結局1ミスで止まるくらいまで成長しました。



★古文


河合塾のテキスト、プリント


出てきた単語を覚えて、テキストを繰り返し読むという感じでした。あと、敬語の意味がすぐ頭から抜けるので定期的に確認して覚えなおしました。



古文単語315


高校受験の時からずっと使っています。全て網羅しているわけではないけれど、これ知らないのはまずいよねって感じの単語ばかりが収録されています。



★漢文


河合塾のテキスト、プリント


こちらも古文同様、出てきた動詞の意味を覚えて、テキストを繰り返し読むという感じでした。あと、先生が動詞の一覧表や副詞の一覧表を配ってくれたのでそれをただひたすらに覚えていました。



☆世界史


ゆげ塾のテキスト


ボロボロになるくらいまで見ていました。下手に問題集に手を出すのではなく、まずはこれを完璧にしてからその後の学習計画を立てるのが良いと思います。ゆげ塾のテキストは早慶の過去問が載っていたり、論述の問題が載っていたりするので程よく演習ができるのも良かったです。



駿台の論述問題集


現役時代に駿台の世界史をとっていたのでそのときに貰った論述の問題集を使って基礎問題はできるようにしていました。



☆志望理由書、面接対策


志望理由書はゆげ塾のチューターさんに見てもらったり、知り合いの慶應生に見せて添削してもらったりしていました。人によって感じ方が違うので、たくさんの人に見てもらうのが良いと思います。私は7人くらいに見せましたが提出最終日まで書き直しをしていました。50回は書き直したかな・・・。



面接練習では声が小さい、ハキハキしろ!と前日まで言われ続け、大分心がやられていました。しかし、実際本番を迎えたら、教授が本当に優しくて、圧迫面接の練習しかしていなかった私には緩く感じることができたので、言うことリストに書いていたことを全て伝えることができました。



面接では自分の推しポイントをリスト化し、これは言うぞ!というものをはっきりさせておくと良いと思います。



☆最後に


2019年9月30日をもって、私の受験生活は終わりました。


その後、これまでの人生の中でお世話になった塾の先生に挨拶に回りました。


公文、SAPIX、鉄緑会、グノーブル、ゆげ塾、その他とんでもないくらいの数の塾に通わせてもらったのだなと実感しました。両親には感謝の気持ちでいっぱいです。



私はこれまで通った塾に挨拶に行ったり、友達に会ったりすると「おめでとうっていうより、お疲れ様って感じ。ゆっくり休んでね。」と決まって言われました。



中学1年生のときからずっと慶應に行きたくて、附属の高校に落ちて青学に行ってもなお、その気持ちを曲げず貫いたことが、他の人に「こいつ、まじで慶應に入ったんだ」と思わせたそうです。(笑)



別に早慶に行ったから偉いなんてことはないんです。そこに入って何を成し遂げるかが大切なんです。



でも、六年半の片思いがやっと実ったときの感動は並大抵のものではありませんでした。



だから、自分が行くには結構努力がいるけれど、でも可能性はゼロじゃないなっていう学校を受けてみると人間として一歩成長できるのではないかと考えます。



受かればそれはおめでとうで終わるのですが、落ちたとしても私みたいに何かにしぶとくなって、一生懸命生きて、後であ~あの不合格も意味があったんだなって思えるのかなと思います。


​(2019年10月6日午前2時)




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