top of page

合格体験記

慶應義塾大学法学部政治学科 中村華乃(仮名)

ゆげ塾に入ってから学んだのは、世界史とカップ麺の味。そうだよ世の中にはカップ麺という食べ物があるんだよ...


世界史上の事柄の並び替え問題はゆげ塾に通っていれば余裕で解けます。


◯中村華乃(仮名)


◯聖心女子学院(現役)


◯センター点数


英語筆記 185点


リスニング 48点


国語153点(現代文81点 古文26点 漢文46点)


世界史95点


◯合格校


聖心女子大学現代教養学部B方式


明治大学経営学部経営学科センター利用


東京理科大学経営学部A方式センター利用


上智大学経済学部経営学科


上智大学法学部国際関係法学科


慶應義塾大学商学部B方式


慶應義塾大学経済学部B方式


慶應義塾大学法学部政治学科



◯不合格校


早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科


早稲田大学文学部


明治大学商学部センター利用


第一志望は慶應義塾大学経済学部でしたが、合格後に就職状況やシラバス、先輩方のお話を参照した結果、自分の夢に1番近いのは法学部だと思い、進学先を法学部にしました。


◯資格


英検準二級


TEAP (R62/L64/W71/S79)


準二級は中2、TEAPは高1の時に受けたので全く参考になりません。


英語が得意なら上智のTEAP利用はお勧めしません。英語のハードルが低過ぎるのに対して、世界史の長い論述、難易度の高い国語に対応出来る自信がなかったため、私は使いませんでした。



◯特技


友達のまね



◯部活


バレーボール部



◯委員会


保険委員会・図書委員会・聖星委員会


聖星委員会は学校新聞の委員会で、ここに関しては4年間所属しており、高3で書記を務めていました。


◯高校の成績


4.0


推薦を狙っておらず成績は良くなかったです。高3から選択授業が増え、英語に関する授業を沢山とっていたので全体的には上がりました。



◯模試の成績


偏差値などは書類を破棄してしまっていてわかりかねます。



センター同日


英語筆記175点 


リスニング46点 


国語103点(現代文69点,古文13点,漢文21点)


世界史39点


慶應経済E 慶應商E 上智経済E



第1回駿台全国判定模試


慶應経済D 慶応商D 慶應法E 上智経営D 立教経営E 早稲田国教D



第1回駿台全国模試


慶應経済E 慶應商E 慶應法E 早稲田商E 東京理科大経営E 上智経営E 上智総グロE



第3回河合全統マーク


慶應経済E 慶應法E 慶應商E 早稲田政経E 早稲田商E 早稲田社学E 慶應文D



駿台センタープレテスト


英語筆記184点 


リスニング46点 


国語139点(現代文87点,古文25点,漢文27点)


世界史64点(途中まで世界史A解いてました笑)


東京外大D 明治商C 明治経営C 明治政経C



河合早慶オープン


慶應経済B 慶應商D 早稲田政経D 早稲田商D



全部D判定以下でした。判定悪くても過去問は感触良かったので1ミリも気にしていませんでした。追い上げが凄かったタイプでもないです。模試の判定はあてにならないです。模試の方式は本番と全く異なるので学力は出ても受かるかどうかなんてわかるはずがないのです。周りと比べて劣っている部分を把握したり、緊張状態の中の自分を知るのに役立てたりするくらいで構いません。判定にくよくよしている暇があったら、自分の弱点は分かっているだろうから勉強して下さい。




◯勝因


ゆげ塾での世界史と圧倒的な英語のお陰です。世界史が同日にあんなに低かった私がこんなに伸びたのは絶対ゆげ塾です。英語に関しては幼い頃にアメリカに住んでいたので感覚で覚えていたので速読は得意でした。



あとは受験計画でした。私は失敗が多く緊張するタイプなので、志望順位の低い大学から順々に受けていきました。やはりどんなに志望順位が低くても合格の文字を見ることは精神状態に大きく貢献します。特に上智経営の合格は第一志望の慶應経済の1日前に頂いたので精神安定に繋がりました。



◯敗因


圧倒的国語です。慶應が第一志望なのを言い訳に夏まで早稲田を受ける気もなく古文漢文は一切手をつけていませんでした。センターも古文は思いっきりこけました。そんな私なのでもちろん早稲田は全部落ちています。全く勉強をやっていなかったのでこの結果に全く不満はないです。しかし、慶應を目指すとはいえ併願としてどの学校を受けるにしても必ず古文漢文はあるので、せめて学校の授業くらい高1からきちんと取り組んでおくべきです。



◯ゆげ塾の活用法


高2の冬から通い始め、春は週2、夏前は週3、大体一周させた後は週1で通いカリキュラム完成させました。ゆげ塾に通う利点は以下です。



・世界史の流れを掴む


ゆげ塾の特技は塾生に世界史の流れを生徒に掴ませることだと思います。用語や人名を覚えることは勿論大事です。しかし、外枠がなくては縦の流れで用語を頭に入れたとしても、横の流れを聞かれた時に全く役に立ちません。ゆげ塾なら縦の軸も横の軸も頭に入ります。



・アウトプットの機会


授業に参加すれば分かると思いますが、授業の流れの中で先生と生徒の活発な質疑応答や生徒同士での説明をし合う機会などが多く、その場でアウトプットが出来、分からないことはお互いで解消出来るのが良いところです。ただの座学では暗記事項は頭に入りにくいです。得た知識を活用して疑問を解消し説明し合うことは楽しいですし世界史の知識の身につき様が全然違います。



・基本的な社会科学の知識


一見世界史と関係ないと感じる先生の社会科学の知識も受験では大いに役立ちました。ただ参考書で世界史を覚えていては絶対身につきませんが、英語の長文や現代文で一般常識として出題されます。慶應の小論文でどんな話題をふられても一定程度の知識による自分の立場を持っていたので、特別に塾の講習などを受講していたわけでもない私でも対応出来ました。



・自習室


朝早くから夜遅くまで静かな環境で一人一人が広々と使えるあんな快適な自習室どこにもありません。切磋琢磨出来るレベルの高い同期のみんなに囲まれて励まされました。高2の頃から利用し始め、朝8時や9時から夜の9時半過ぎまでみんなで自習出来たあの環境は最高でした。勉強嫌いだった私にも自動的に机に座って勉強をする習慣が身に付きました。



唯一欠点をあげるのなら授業時間の長さです。4時間半は流石にしんどい!授業時間が長い上に頭を使うので疲れて、毎授業後の帰りは頭がぼーっとしていました。




◯学校・他塾の活用法


学校は英語教育にかなり力を入れており、選択授業でも様々なベクトルで英語を学べる様になっていたので提出物と授業参加には力を入れました。うんざりするほどのwritingとspeakingの機会のおかげで、英作文を書く上での型も身に付きましたし、自然に自分の言わんとすることを表現できるようになりました。



《駿台》


・英語


おすすめしません。早慶クラスにもスーパーαの英語のクラスにも通いましたが早慶クラスとはいえ早慶に受かるとは思えないレベルであり、スーパーαの人数の多さと授業内容的に国立向けであることから、どのクラスもすぐにやめました。



・現代文


霜栄先生の思考の図が本当に綺麗で、いつか再現出来たらな…と思いつつ最後まで出来ませんでした。彼の現代文テクニックは汎用性があるのでおすすめです。



《グノーブル》


高3の夏休みから英語だけ通っていました。グノーブルでは毎週毎週早慶の過去問を使って問題演習を大問3つ(要約1つ・長文読解2つ)ほど40分(?)で解かされるので速読力維持に役立っていました。慶應経済志望にも関わらず英作文を全く対策していなかったので、毎授業での丁寧な要約と英作文の添削は凄くありがたかったです。



◯勉強法


《英語》


新高3の春休み『頻出英文法語法1000』をひたすらに回していました。中学生、高校生で学んだ知識を改めて復習するのに凄く有用でした。完璧になるまで5周は回しました。英文法はこれ以外何もやってないですが不足を感じたことはありません。



単語帳は高2のうちに終わらせるべきです。私が使っていたのは『英単語ターゲット 1900』です。これを覚えるだけで長文を読む時の世界が変わります。それくらい大体の受験英単語がここに詰まっています。



これが終わったあとは『リンガメタリカ』と『鉄壁』に手を付けました。グノーブルとゆげ塾に通っていたので、『リンガメタリカ』に載っているような早慶が長文で出す傾向のある社会科学的知識は身につけており、あまり効果は感じず最後まではやっていません。



『鉄壁』は英単語が図表で説明されており頭に入りやすかったです。最後までやり切る価値はあります。英単語は基本的なものを早くにおさえて仕舞えば、あとは長文でよく出ると感じたものをおさえておく程度で大丈夫です。高3になって時間をかけるところではありません。



英長文は読むのは速かったのですが、精度が低かったのと速度を落としたくなかったので、秋くらいから志望順位の低いところから長文を高速で正確に読む練習として過去問を解いていました。



《国語》


本を小学生の時に爆速で読んでいたので読むスピードだけはありました。でも読解力が本を読む量が減るにつれて著しく落ちて受験生になる頃には苦手教科でした。高2までなら本を定期的に読むべき!好きな本でいいから読んで下さい。



小論文に関しては特別に時間をかけるものではないと思います。時間内に書けない場合は練習する必要があるかもしれませんが一定程度の一般常識を持っていれば答えられるような出題が多いです。要約で要素を取りこぼさないことは大事だと思います。古文漢文は足引っ張っていたのでアドバイス出来ないです…





《世界史》


とにかくゆげ塾です。教材は主にゆげ塾のテキスト(メモなどを参照に基本事項や流れを掴む)、資料集(受験勉強をすればするほど資料集の凄さはわかります)、用語集(意味を調べる程度)です。山川の教科書を夏休みくらいに、テキストを持ち歩けない時にいつでも読める世界史の流れを掴む本として読み込んでいました。



春から夏休みまでの勉強法としては、ゆげ塾のテキストで復習をして暗記したことをZ会の『実力のつく世界史100題』を解いてアウトプットでした。この問題集をやり込むというよりは暗記出来ているかの確認に使っていました。細かい知識も載っていますが、早慶レベルの受験ともなるとこのくらいの知識を身につけなければならないというのを感じる程度でいいです。この参考書に縛られる必要はありませんが、何か一つのルーティンを夏までは焦らずやり抜くことが大事です。



東進の一問一答などは過去問を解いていて出てきた難問が載っていたら線を引いて、受験直前期に眺める程度に利用していました。私としてはやり込むにはおすすめしないです。流れが全く頭に入りません。



あとは、過去問などを解いていて気付いた、自分の弱点をまとめたA 4のノートを作っていました。隙間時間の勉強にもかなり有用でしたし、受験直前に見て今まで頑張ってきた自分を感じて安心することも出来ました。どんな形であれ、自分のミスは貴重です。過去問演習の復習は本当に大切です。ただ暗記するのと断然吸収量が違います。少しずつ穴を埋めて自分の知識を完成させていって下さい。



私大受験者に伝えたいのが、細かい知識(いわゆるクソ知識)は覚えなくていいということです。そんな出題の予測のつかない細かいところで競うべきではありません。過去問を解いていて、慶應法学部や早稲田社会科学部などで出題されているのを解けずに焦る気持ちは分かりますが、用語集や一問一答に載っていなければ覚えなくていいです。載っていても覚える価値のないものもあります。世界史の軸をしっかりと身に付けて基本事項を確実に得点に繋げて赤本に掲載されているやや難を半分くらい取れていれば充分です。世界史上の事柄の並び替え問題はゆげ塾に通っていれば余裕で解けます。そこは演習授業で身に付きます!



『良いか悪いかの判断は君達に任せますが』受験は特に慶應は英語が命です。英語だけやっておけばいいとは言いませんが、世界史のしょうもない知識を覚えるくらいなら英語を安定させましょう。




◯同じ学校の後輩に


私達の学校は確かに受験向きではありません。夏休みの宿題も高3になっても受験生には量が鬼畜だし授業の内容は一見役に立たない様に感じます。(レポートから読書感想文から先生への手紙まで)それでも私が学校で習ったことは一般常識としても人として大切なこととしても受験生が机上では学べない内容が身に付きました。



私は受験を始めた当初は、周りの受験生は進学校の生徒だったりして自分が受験でやっと学んだことを既に学校で習っていたり、受験経験があってどこか余裕そうに見えて最初は凄く劣等感を抱きました。でも、どこに置かれていても出来ない人はいくらでもいるし、逆にどこに置かれようと出来ることはいくらでもあります。自分次第です。また、私はいい友達に恵まれました。彼女達は受験期間も私の心の支えになってくれました。頭じゃなくて人間を育てる学校なんて何だよ!と思っていましたが振り返ってみると本当でした。結局は人間脳味噌じゃなくて中身が1番大事なのですね。聖心が1世紀に渡って愛される理由はそこだと思います。



何が言いたいって聖心は凄く凄く良い学校です。受験向きの学校が良い学校とは限りません。その場に文句なんか言ってないで与えられた場所に感謝しつつ目指したいことを貫いて下さい!




◯最後に


ゆげ先生、チューターのみなさん本当にお世話になりました。ゆげ塾に通っていなかったらこのような結果は絶対出せなかったです。12期のみんな、特に一緒に自習利用をしていたみんなありがとう!みんなのおかげで高いモチベーションを維持したまま走り抜けられてこの様な結果を打ち出す事が出来ました。私を信じて、何も口出しせず惜しみなくお金と選択の自由を与えてくれて、誰よりもこの結果に喜んでくれた両親にも感謝しています。

bottom of page