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合格体験記

慶應義塾大学法学部法律学科 おしくらまんじゅう(仮名)

共通テストは大失敗!メンタル激弱の私の体験記を読んでいただけたら幸いです!

・合格校


慶應義塾大学法学部法律学科

慶應義塾大学経済学部B方式

早稲田大学法学部

早稲田大学社会科学部

青山学院大学経済学部経済学科

立教大学経済学部経済学科

学習院大学法学部法学科



・不合格校


早稲田大学政治経済学部経済学科

早稲田大学商学部

上智大学法学部法律学科

上智大学文学部新聞学科



・資格:英検2級、仏検3級

 英検準一は受けたのですが高三の初期に落ちてしまい、受ける気力を無くしてやめてしまいました。しかし私立文系の大学入試で準一は馬鹿みたいに使うので、後々とても不安になったので今思えば合格するまで受けておけばよかったと後悔しています。ただ、受けるのをやめた後にも準一の単語の勉強を続けてはいたので、それは自分の単語力につながったと思います。

 私の学校は小学校一年生からフランス語を習います。(まあ小学生はフランス語の歌を歌って終わるだけなのですが)中高からは真面目に文法などを学びます。せっかく勉強したフランス語を形として残したかったので仏検3級を受けました。



・特技:バイオリン、歌

 そこまでうまくもないし書くほどのものでもないですが、小1からバイオリンをやっています。学校の選択授業で合奏したりできて楽しいです。

 また、私の学校はカトリックで、聖歌隊というミサの時にミサ曲を歌ったり朝礼時に聖歌を歌ったりする団体があり、私はそこに所属していました。モーツァルトの戴冠ミサ曲を一通り歌ったりソロのオーディションがあったりとそれなりに本格的でした。2019年にローマ教皇が来た時、教皇の前で歌ったことがあります。コロナ前は毎日昼に練習があり、部活とかぶったりして本当に忙しかったけれど私の高校生活を語る上では外せない楽しい時間でした。



・部活:バドミントン部(副部長)

 6年間バドミントンをやっていました。運動部は体力も精神力もつくし、受験においてもその経験は役立ったと思います。




・高校での成績高校での成績


 高二までは割としっかり学校の勉強はしていましたが、高三になって本格的に早稲田を狙いに行こうと思った時、学校の指定校枠に私の行きたい早稲田の学部がなかったので一般受験にすることを決め、学校の勉強はほぼすっぱり諦めました。でも学校の周りの受かった人を見ると、ほとんどが真面目に定期テストに臨んでいました。受験期に学校の勉強は負担だけれど、指定校推薦を目指していなくても高三の途中までは定期テストはきちんとやるべきだと思います。


高校三年間の評定:4.5

定期テストは大体いつも上位20%前後にいたと思います。


左から赤井華(早稲商) 、お得ながまりんちょ(慶法)、岡本玲亜(慶法)、おしくらまんじゅう(慶法)

・共通テスト


リーディング:82点 リスニング:73点

国語:124点 世界史:94点  数学1A:38点


 私は共通テストを割とかなり失敗した人間です。


 リスニングは常にできなかったので普通にそこそこだったしリーディングもコケたし何より国語!!こんなにミスってると思わなかったです。解いた時は難しいなーとは思ったけど死ぬほどコケてました。私は早稲田政経を受ける予定だったので数学1Aも受けましたが爆死しました(普通にこの年の1Aはおかしかった)。よかったのは本当に世界史くらいです。


 というわけで共通テスト利用のみならず、上智の共通テスト併用など共テを使う入試は軒並み落ちました。幸先悪すぎて不安で不安でたまらなかったです。近年、一般受験が本命であっても滑り止めで推薦を持っておく人は多く、私の友達もだいぶそれで受かっていたため推薦やっぱり取っとけばよかったとか共通テストできなかったからもうだめだとか色々思いました。でも早慶はほぼ共通テストは使わないし、私大も共テが全く影響しない所を何個か受けていたため全落ちは免れました。


 今思えば、推薦取らなくてよかったかなと思っています。もしMARCHなどの推薦があったら、こんなに2月に全力で走れなかったと思います。メンタル的には辛くて辛くてたまらなかったけれど、走りきったおかげで笑顔になれました。




・模試の成績


高3

[第1回駿台atama+共通テスト模試] 5月

早稲田政経:C  早稲田法:B  慶應経済:A  上智法:B  立教法:A


[第1回駿台全国模試 5月

早稲田政経:C  早稲田法:B  慶應経済:A  慶應法:B  上智法:C  青学経済:A


[第2回駿台全国模試] 9月

早稲田政経:C  早稲田法:A  慶應経済:A 上智法:B  青学経済:A


[代ゼミ 慶大プレ] 10月

 慶應経済B方式:C

[代ゼミ 早大プレ] 10月

 早稲田政経:E


[河合 早慶レベル模試] 11月

早稲田政経:D  早稲田法:D  慶應経済:D  慶應法:D


ご覧の通り判定がきれいに右肩下がりです。駿台の全国模試などで良い判定が出たとしても問題形式が違うのでなんとも言えません。まあ問題形式を似せた早慶模試は尽く惨敗でしたが。ただ、コレで危機を感じて過去問対策に集中することはできました。とは言え、みんなみんな口を揃えていうように、模試の判定はほんとにほんとに意味ないです。5月、9月で割と判定がよかったらあ、よかったやったーくらいで流していたし、最後の早慶模試の結果は自分ではほぼ見てません笑 やっぱり大事なのは自分の苦手分野を把握すること、自分の大体の立ち位置を把握することくらいです。




・敗因


 共通テストに関してはいまだによくわかりません、、共通テストまでの1ヶ月は予想問題を沢山解いて備えていました。ただ、今年は共通テスト2年目ということもありかなり難しかったので、予想問題との難易度の違いに動揺してしまったのが原因かもしれません。

 早稲田商学部の敗因は明らかです笑 慶法の合格を1科目目の英語が終わったあと知らされ、舞い上がって国語を全く集中せずに解きました。結果は試験中は見ない方がいいと思いますが、私の場合、慶法の合否まで何も合格を持っていなかった状態でほぼ鬱状態で1ヶ月ほど過ごしていたので休憩中に見かねた母が合格を知らせてくれました笑 そういう状況でもなければ合否を見るのはオススメしません笑

 早稲田政経は共通テストをボロボロに失敗した時点であまり期待はしていませんでした。しかし、最後まで何が起きるか分からないし諦めない、が私のモットーなので2次は意地で受けに行きました。結果はダメだったけれど、この1年政経を目指して数学を頑張った日々は無駄ではなかったと言い切れます。

 上智は共通テスト併用型で受けていたので、ご存知の通りの結果です笑 上智を受ける人は共通テスト大失敗の可能性も考えてTEAP利用など、受けられるものは受けておくべきだと思います、、




・勝因


 共通テストに失敗してからの1ヶ月、ひたすら過去問をやりまくったおかげでしょうか……当時第一志望だった早稲田法学部の英語は12年分解きました。おかげで早稲法は解いた中で本番の英語の点数が一番よかったです。

 正直、模試はD、E判定ばかりだったし過去問も全然点数はとれないし、受験中はメンタルぼろぼろで全落ちを覚悟していました。それくらいメンタルが追い込まれてました。正直、年が明けてからの追い込みというよりこの3年くらいの積み重ねに救われたと思います。自己採点してみると早稲法以外はかなりぎりぎりで合格したのでひやひやでした。周りの話を聞くと年明けてから伸びたという声をよく聞くので、これから受験の人は受験中でも伸びるので頑張ってください!

 科目で言えば明らかに国語・小論文と世界史です。英語は本番割と失敗した方なので、、国語はニルの学校というところに通っていて(他塾の活用方法で詳しく書きますが)、そこで全て済ませていました。小論文も同じくです。世界史はもちろんゆげ塾です。この塾のおかげで突出した得意科目ができ、自信につながりました。世界史の知識があることによって英語や国語の文章の背景知識がわかったり、小論文のネタに困らなかったりとたくさんのアドバンテージもありました。

 メンタル面で言えば、よくも悪くも私は極度の重圧と緊張がありました。緊張するな、いつも通りで行け、とはよく言われますが私にはそれが無理だったので(笑)ひたすら耐え、せめて気持ちが落ち着くように音楽を聞いたりしていました。




・受験当日


 私はメンタルが本当に弱いタイプで、2月は本当に毎日吐きそうでした。辛くて仕方がなかったです。当日は参考書などを見たりするのは諦めて、音楽を聴いたり友達とLINEで喋ったりしてメンタル安定に務めてました。

 私のこのボロボロメンタルを支えてくれたのは本当に音楽と友達だったと思います。ONEOKROCKをずっと聴いてました、ワンオクの歌詞に何度励まされたかわかりません……友達は一緒の志望の子だったり推薦で先に受かって応援してくれてる子にずっと悩みや不安を相談していました。受験は本当に最後はメンタル勝負だったので友達の存在が本当に大きかったです。

 メンタルボロボロだった私がひとつ言えることは、ぜっっっったいに諦めちゃダメだ、ということです。

 慶法の日、私は英語がほんとにできなくてボロボロでした。続く2科目の世界史もできなくて(まあいつもあそこはキチガイなので)本当に帰りたくなったし3科目目は諦めようと思ったけど、堪えて小論文を受けました。

その結果、英語が6割、世界史6割しか取れなかったにも関わらず慶法に受かりました(なんで受かったのかわからない)。多分間違いなく小論文のおかげです(世界史が難しかったため日本史との得点調整で世界史が上がったというのもあります)。

小論文は1年ちょっと、ニルの学校の永井先生に教わっていました。この人は神です。本当に。13期の先輩にもニルの永井先生に教わってた方はいらっしゃいました(同じく慶法合格)。

 結局何が言いたいかと言うと、受験全般もそうだし、当日もダメだと思っても最後まで諦めないでやりきってくださいということです。

慶法は英語勝負と言われますが、6割しか取れなくても巻き返しが可能です。それを可能にしてくれたのは自分が諦めなかったのとゆげ塾の世界史と小論のおかげです。

 受験は最後は本当にメンタル勝負です。自分の気持ちとやる気をいかにコントロールして息抜きや勉強の計画を立てるかが重要だと思います。




・早稲田と慶應


 報告会に出席した時、後輩何人かに早稲田法学部と慶應法学部についての同じような質問を受けたのでここにも書いておきます。

 まず対策の違いについてです。早稲田は国語があり、慶應は小論文です。科目が違うため、対策に困るのですが、私はどちらも力を入れて勉強していました。私はニルの学校というところに通っていたので、そこで2つともカバーしていました。国語と小論文と聞くと全く違うように思われますが、論理的読解力、文章構成力を測られるのは同じなので、2つともやっていて良かったと思います。世界史においても、2校とも本当に細かい知識を聞いてくるので、山川の用語集を何周もしてひたすら世界史単語を詰め込んだりしていました。早稲田はどの科目にも長めの論述があるのでその論理構成力は慶應の小論文にも活きると思います。

早稲田と慶應両方の対策はたしかにきついです。ただ、どちらの試験方式にも力が着くようないい所はあるので、時間があるなら両方受けることをオススメします。

 そして、進学先についてです。私は最初早稲田志望でしたが、結局進学は慶應にしました。究極をいえば、法学部においてどちらもそこまで違いはないと思います。どちらも法律をしっかり勉強できて、法曹への道もひらけています。私は受験が終わり、改めて将来を考えた時法曹になりたいと思いました。司法試験を受けるためには予備試験に合格するか大学院を卒業するかなのですが、大学院を見据えた時に慶應の方が良いと思い、慶應を選択しました。また、先輩や同輩が多く進学していたため、情報がたくさんあったり人脈が作れたりするというメリットも決め手となりました。


雪の中の直前演習

・ゆげ塾の活用方法


 世界史に関して、ここは大真面目に世界一だと思ってます。世界史の授業そのものもそうですが、ゆげ先生から教わったことはほんとに社会で生きると思います。アウトプットがすごく充実しているので学んだことがしっかり身につきます。他の生徒と鍛錬したり外歩きすることでコミュニケーション能力も高まりました。社会に出る前にいろいろな必要な力を身に付けられる塾です。


対面授業:私は土曜に別の塾が入っていたため、ゆげ塾のレギュラー授業に常に参加出来ていたわけではなかったので、動画を買ったりして補っていました。動画であってもゆげ先生の授業は本当に役に立ちます。


オンラインタイムバトル:グループになって問題を出し合ったり授業で習ったタームを時間順に並べたり地図を見て地名を置くなどの鍛錬をします。これで私は本当に地理や並べ替えに強くなりました。特に慶應で他の受験生と大きな差をつけられたと思います。


演習授業:良問抜粋を解いたり、論述の演習をしたりします。論述は、必要ない人でも一回は絶対に取った方がいいです!!文章の書き方がわかるし、浅い世界史の知識だけでは論述は書けないので、自分がどこが抜けているのかがわかります。




・他塾の活用方法


最初に断っておくと、私は本当に本当に個人塾主義人間です。大手は一個もありません。 


英語:クロノスアカデミー

→渋谷にある少人数英語塾です。どのクラスも10人くらいの少人数でクラス全員友達だし先生との距離が近くて授業中にバンバン質問できます。すごく自由です。でもみんな優秀で、ゆげ塾と同じように、同期と切磋琢磨しあいながらがんばってきました。私は塾長と川嶋先生に教わっていました。個別でも英作添削や過去問対策を散々付き合ってくれて頭が上がりません。品詞分解や英文解釈を結構時間をかけて徹底的にやるので、かなり基礎力が身につきます。


国語(古漢・現代文)、小論文:ニルの学校

→御茶ノ水にある国語専門塾です。古漢は久米先生、現代文と小論文は永井先生に教わってました。永井先生は神!!!(※これは13期の先輩も書いてます)

私の国語はこの塾で完結してます。主に過去問を通して解法や傾向を教わるので、かなり実践的です。

小論文は本当に本当にここしか勝たん!!

授業は小論をただ書くだけじゃなくて、何を考えるか、問いの立て方、どう考えるか、などの思考力が育ちます。ゆげ塾同様、受験後本当に役立つと思います。


数学:個別指導塾WAYS

→中1からずっと行き続けた個別塾です。主に数学を習っていましたが、時に英語、理科や社会なども見てもらっていました。個別は自分に合ったスケジュールで勉強出来るのが魅力です。高1、2の間は毎週ひたすら古文単語や英単語のテストをしてくれて、それが他の人と差をつけられたと言えるほどの私の単語力につながりました。



・学校について

 学校は基本行っていたし、定期テストも途中までは力を入れていました。まあ二学期あたりになると遅刻したり定期テストで手を抜いたりしましたが。ただ、学校は休んでもガッツリ10時間以上勉強できるような人でない限り行った方がいいと思います。生活リズムが整うし、スキマ時間や内職などの時間を有効に使えます。



・お薦めの参考書、問題集、やり方


英語

→単語:LEAP(学校で配られた)、パス単準一、速読英単語、速読英熟語

 文法:標準問題精講、河合塾の正誤、英頻、Next Stage

 長文:標準問題精講、過去問、速読長文


※学校別対策として「早稲田の英語」「慶應の英語」なども解きましたが、ある程度赤本の解答、解説と分析力を持っていればそんなに必要なかったかな〜という感じはしました。


※英語は、塾の他に「あべしゅんこ」というyoutuberの勉強法を参考にしていました。高3の4月にほぼゼロから早稲田を目指して現役合格された方です。続ければ英語長文を読むのが劇的に早くなります!



現代文

→あんまりやってないです……塾(ニル)が過去問解いて解法を身につけるスタイルだったので、塾で解いた問題復習してました。直前期は早稲法の過去問を解いた後(早稲法の現代文がおそらく受験界で一番難しいので)、本文を読み直しながら本文と設問の選択肢を何回も見比べて論理構造を捉えられるようにしてました。←コレおすすめ!


古文漢文

→古漢も過去問が主でした。それ以前はひたすら単語と文法を詰め込みました。古文がどうしてもできない、という人は原文を全訳してそれを模範訳と照らし合わせて自分ができなかったところの単語なり解釈なり品詞分解なりを何回かやるといいと思います。


数学1A(共テのみ受験)

→短期ゼミ、黄色チャート。共通テストしか必要なかったので黄色チャートで十分でした。(結果は惨敗でしたが)共通テストの数学は結構特殊で、センターとは違うので私は駿台や河合の予想問題集を買いまくってひたすら演習してました。


世界史

→山川の用語集:結局これやっとけばどうにかなります。4周くらいしました。サラッと読むだけでもすごくためになると思います。大体ここから出るので。


実力をつける世界史100題:結構細かいので最後の方でやった方がいいです。


斎藤整の一問一答:慶法受ける人は絶対やるべき


ゆげ塾のテキストとタイムバトルのターム集:早慶は並べ替えが多かったりするので試験の休み時間はずっとタイムバトルの時系列順のやつ見てました。




・過去問


 私は過去問ノートを作って、そこに解答を書いて解いたあと自分の分析や傾向把握を書き込んでいました。過去問はやった後の方が大事なので分析は絶対にしてください。また、解いた年度を表にしてどこをどのくらい解いたかと得点率を書いて見やすくしていました。早稲田は特に標準化とかいう恐ろしい制度があるので(上手く使えば武器になる。)、標準化に殺されないように赤本の合格最低点の10点上を目指して解くことを意識してました。


 2月は本当に過去問しかやってません。あとは世界史の用語集見たりとか。試験の前日は過去問ノートを見返してこの学部はこういう傾向でどう解くのか、みたいな分析を確認していました。受験の時にそういうまとまったノートがあると安心です。



・最後に

 私の受験は本当に塾と友達に救われていたと思います。いろいろな人に支えられてここまで来ることができました。受験生活を振り返ってみれば、2月こそ辛かったけれど、私はかなり受験勉強を楽しんで過ごせたと思います。息抜きしまくった時期もあったし勉強に身が入らない時もありました。受験勉強のペースは人それぞれだと思います。自分が四六時中勉強していないからといって精神的に参ってしまうことはないので自分のスタイルの受験生活を送ってください!

 仲間と励ましあって高めあった日々は本当に私の一生の宝物です。ゆげ塾含め、私がご指導いただいた素晴らしい塾に通わせてくれた親に感謝しかありません。受験中は辛いこともあったけれど、みんなと励ましあいながら勉強できたこの一年は濃厚だったし本当に楽しかったです!




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