合格体験記

慶應義塾大学法学部政治学科 阿東莉奈子(仮名)


受験生十人十色だと思うので、こんな受験生活を送った人もいるんだな〜くらいで読み流して頂ければ幸いです。事前に言っておきます、この体験記長いです。


○阿東莉奈子(あとうりなこ)


○聖心女子学院高等科(現役)


○共通テスト点数 

リーディング:96/100点

国語(現代文):92/100点

世界史:100/100点

*塾で指定された教科のみ自宅で受験しました


○合格校

慶應義塾大学法学部政治学科(進学)

慶應義塾大学経済学部

慶應義塾大学文学部(自主応募制推薦入試)


○不合格校

青山学院大学文学部英米文学科(自己推薦入学者選抜)



○資格

英検準一級

準一級の単語を覚えることは受験勉強にもなりますし、取得しておくと大学入試にも使えるのでおすすめです。


以下資格ではないです。

・第 58 回全国高等学校生徒英作文コンテスト入賞

学校のWritingⅠの授業の夏課題でした。

うんざりするほど添削と修正を繰り返して完成させたのに、実際に自分のものがコンテストに出されていることを知ったのは、HPに入賞者が発表されてからでした、そういうところ、色々おかしい学校です。


・韓国

学校派遣で高1の時に韓国体験学習に参加しているのと、その翌夏には建国大学に短期留学に行きました。その割に韓国語はできません。実質ほぼ旅行、楽しかった。


○部活

・オーケストラ部

中1から高2までヴィオラを弾いていました。同学年でも楽器内でも良い仲間に恵まれて、大変だけど楽しい部活生活でした。合宿などを通して、長い間練習する忍耐力や集中力、協調性などを養えたと思います。


・模擬国連活動

部活ではないですが、中3から高2まで所属していました。

それなりに沢山の会議に出ました。全国規模のものや大学生と混ざって参加した会議もあったので、同世代のトップレベルに優秀な方と関われて楽しかったです。その分とっっっても大変でしたが!!

中高時代に本当に良い経験ができたと思っています。会議を通して様々な議題について深く調べ議論するため、自然とそれらが使える知識として自分に取り込まれていきました。世界史(核軍縮や環境分野)や小論文のネタとしてなど、受験にも役立ちました。そして基本的なPCスキルも模擬国を通して身につけられました。

この数年の経験を通して自分が興味を持つ学問分野が見えてきたため、希望進路は比較的決めやすかったです。


○特技

合氣道を10年弱やっていました。帯色が中途半端なのでぼちぼち再開しようと思っています。



○高校での成績

高1 3.8 

高2 4.2 

高3 4.4

理系科目が少なくなるにつれて綺麗に成績が上がりました。

高2からは選択授業で楽な教科や得意な教科を取って稼ぎました。推薦を狙っておらず成績が良くなかったので、慶文の推薦に間に合わせるために高3前期で4.6取りました。ギリギリ。。。

成績を詳しく正直に書いたのは、ご覧の通り、評定がそこまで良くなくても慶應行けるということを伝えたかったからです。聖心の中だと、中の上か、良くても上の下くらいです、多分。



○模試の成績

・東進

第2回共通テスト本番レベル模試(4月)

R:83/100 L:89/100 国語(現・古):103/150 世界史:68/100

R:65.5 L:69.8 国語:59.4 世界史:62.9

慶應法:B 慶應文:B 青学文:D 青学総合文化政策:D 立教異文化:E

全国統一高校生テスト(6月)

R:78/100 L:65/100(英語本当にどうした…!?) 国語:140/200 世界史:76/100

R:65.2 L:65.0 国語:61.1 世界史:67.4

慶應法:B 慶應文:B 青学文:A 立教異文化:E 青学国際政経:B

第3回共通テスト本番レベル模試(8月)

R:92/100 L:79/100 国語:128/200 世界史:92/100

R:66.4 L:68.6 国語:54.2 世界史:68.8

慶應法:A 慶應文:A 青学文:B 青学国際政経:B 立教異文化:B

・河合

第1回全統共通テスト模試(6月)

R:91/100 L:92/100 国語159/200 世界史:79/100

R:72.2 L:69.6 国語:66.2 世界史:63.1

慶應法:C 慶應文:B 青学文:C 立教異文化:D 慶應商:C

第1回全統記述模試(6月)

英語:151/200 国語(現・古):120/200 世界史:89/100

英語:70.4 国語:65.3 世界史:72.0

慶應法:B 慶應文:A 青学文:A 慶應商:B 青学国際政経:A

第2回全統共通テスト模試(9月)

R:94/100 L:84/100 国語:160/200 世界史:85/100

R:71.9 L:68.9 国語:67.6 世界史:68.6

慶應法:B 慶應文:A 青学文:A 立教異文化:A 青学国際政経:A

第3回全統共通テスト模試(11月)

R:87/100 L:87/100 国語:150/200 世界史:97/100

R:66.2 L:67.1 国語:58.8 世界史:70.3

慶應法:C 慶應文:B 青学国際政経:A 立教異文化:D 上智総グロ:B

早慶オープン(11月)

英語:122/200 小論文:40/100(小論文得意だったのでびっくり) 世界史:74/100

英語:55.5 小論文:44.7 世界史:68.2

慶應法:C

(他教科が良くなかったため判定自体は大したことないですが、世界史の順位が1桁でびっくりしました!ゆげ塾に感謝!)

・駿台

第1回駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試

R:87/100 L:93/100 国語:135/200 世界史:83/100

英語:70.9 国語:58.4 世界史:69.4

慶應法:C 慶應文:C 青学国際政経:B 青学文:C 上智総グロ:B

見ての通り国語(というか古典と漢文)が苦手でした。国語でマシな点数を取れた時は、ほとんどが現代文で満点近く取れてるだけ、というカラクリです。

しかし多くの模試が、志望校と出題傾向が全く違う試験結果を用いて判定が出されるので、判定は気にしていなかったです。(卒塾生みんな口揃えてこれ言います、でもガチです。)

判定に振り回されて一喜一憂する時間があったら模試の復習をする時間に当てた方がいいです。




○推薦

推薦と一般受験の両立には厳しい声があることも確かですが、両親から浪人厳禁と言われていた私の場合、推薦で合格を頂けたことはその後のメンタル安定に繋がりました。推薦で合格が決まったら受験を終える方もいますが、私はどうしても慶法に行きたい気持ちが強かったので、最後まで受験勉強をし続けることができました。

個人的に、推薦準備のために一般の勉強をストップするのはあまりおすすめしません。1日でも受験科目に触れていないと、感覚が落ちます。それが1週間、1ヶ月と続くのは恐ろしいです。

推薦のメリットなどは、同期の体験記に詳しくあると思うので、そちらを見てみてください。


*青山学院大学文学部英米文学科

元々古文・漢文が苦手で、受験予定校の中で漢文が必要なのが青学の英米文のみだったので、漢文を勉強したくがないために受けました(笑)

結果は一次選考落ちです。書類作成時に大学のカリキュラムや資料を読み込みながら、やりたい勉強と違うかも、、?と思っていたので、正直合否にショックは受けなかったです。

*慶應文学部

現役のみが出願できます。

・慶文が第二志望だった

・倍率が低い

・作成書類の負担が重くない

・評定がメインの評価ポイントではない(本番試験の出来が合否に大きく関わる)

など私にとってメリットばかりだったので受験を決めました。出願要件の一つに評定平均4.1以上とありますが、私は4.2で出しました。こんなギリギリでも受かります。


書類、試験対策はそれぞれ1週間で済ませました。

書類は小論文の先生に添削をして頂いていましたが、周りの人に見てもらい意見を頂くことはほぼしませんでした。した方がいいとは思いますが、私は推薦準備を全て一般の勉強と並行してやっていたので、その時間と余裕はありませんでした。

ちなみに慶文は11月出願なので、推薦準備と一般の勉強と学校が全て被ります。当時は本気で1日24時間じゃ足りなかったので、学校はサボるか授業中寝てました、先生ごめんなさい!!


試験に関しては、一般の勉強をしていたので特別な対策はしなかったです。1週間前から過去問を毎日解き、本番に臨みました。全部で7年分解きました。

人によって得意不得意が分かれる試験ではあると思うので、検討する方は一度文学部推薦の過去問を見てみるといいと思います。文学部の赤本に載っています。


(提出書類などはここに掲載しませんが、もし参考にしたいということがありましたら、ゆげ先生にご連絡お願いします。ゆげ先生経由で連絡先をお渡ししたいと考えています。直接声掛けてもらっても大丈夫です🙆‍♀️いつでも相談乗ります!)


○勝因

英語と世界史、小論文を得意教科にできたことです。今考えると全部慶應の受験科目(笑)

逆に古典が苦手だったので最初から早稲田は志望していませんでした。


特に慶應は、英語の配点が他教科の1.5~2倍あるため、英語が強いと合格にも近くなります。

そして英語に加えて世界史も得意だと、最悪のケースでも潰しが効きます(つまり、たとえ本番どちらかを失敗してももう一方で補えるということです)


2021年度の慶應経済の世界史は難化したのですが、それに対応できたのは、ゆげ塾の演習に毎回出てたからです。恐らく皆勤です。慶法の世界史はいわゆるクソ問が多いですが、その他の早慶世界史は8~9割を安定して取れていました。なので、本番も世界史前は超リラックスしていました。


また慶経は英語に足切りがあるのですが、本番、だいぶ余裕がある点数で足切りを突破したためアドバンテージがあったのと、最後の自由英作文が量的にも内容的にも満足いくことが書けたことが合格に繋がった大きな要因だと思います。

確かに慶法の英語は本番失敗してしまったので胸を張って得意です!と言うことはできないかもしれませんが、少なくとも慶経は、英語のおかげで合格を確信することができました。


あとは小論文に困らなかったこと!これが一番大きかったです。その分、英語や世界史に時間を割くことができました。どの大学の問題を解いていても、時間が足りないことやアイディアが思いつかないことはなかったです。

世界史が小論文のネタに使えることは、過去問を解いている中でも十分実感していましたが、本番までも世界史ネタで書きました。慶法はソ連の歴史を簡単に書きました。慶経は模擬国とゆげ塾で培った国連の知識を書いただけです。


そしてこれは勝因にも敗因にもなると思いますが、私は経済も法も文推も全く緊張せずに試験を受けることができました。自分のストレス耐性やメンタルの状態、傾向を把握し、必要があれば対策を考えることは本当に大切です。入試前数日でどうにかなることではないです。



○敗因

*青山英米文

前述にあるように、なんとなく違うな、、と思いつつ書類を書き進めてしまい、書類の内容を青学英米文で学べることに合わせきれなかったことが大きな敗因だと思います。


○ゆげ塾の活用法 

高2の2月にほぼ初学の状態で入塾しました。最初は週2で途中から週3、授業がオンラインになってからも週3で映像授業を見て全てのonline-TMBに参加しました。そして半年かからずに通史を終わらせることができました。コロナの影響で学校もオンラインだったので、この期間で一気に世界史の学習を進めることできて良かったです。


online-TMB:

時間に多少余裕がある時期はonline-TMBに出ることをおすすめします。地図問題が単独で問われない学部でも、マップの知識があるからこそ解ける問題も多くあります。またチームメンバーと活発に議論しながら鍛錬を進めるので、分かりやすく話す説明力やコミュ力もつくと思います。特にチームリーダーになると、グループ内に質の良い質問を出そうと自分なりに色々考えるので、記憶定着が早かった気がします。TBもMAPも、自分たちなりに説明を付け加えたり改造しながら鍛錬するのがおすすめです。

対面授業:

授業中に先生の言っていることを自分の言葉でまとめながらテキストにメモすると、頭の整理がつくのでおすすめです。私は蛍光ペン6色で人物・出来事などごとに色を付け分け、メモは青いボールペンで取っていました。色ごとに視覚情報として一目で入ってきて、私には合っていましたが、人によってテキストの使い方、メモの取り方は違うと思うので自分に合ったものをぜひ見つけてください!

これは授業中に関わらず、ですが、疑問を持ったら徹底的に調べ、その出来事に関する記憶を呼び起こすための引っ掛かりを多く作るようにしていました。授業中もよく質問していたので、ゆげ塾のビデオで沢山発言している人がいたら私かもしれません(笑)


縄跳びは、自分が覚えたいものを、「○○やろ〜」って提案しましょう!間違いなく言った者勝ち!!!学校の体育の授業で大縄がある子は、マスクの中でぶつぶつ唱えると意外と覚えられます(笑)ゆげ塾の対面授業に出ていれば自然と縄跳びリスト全て覚えられます。試験中に分からなくなった時、頭で考えるよりも先に縄跳びのリストが勝手に脳内再生されます。不思議。。。


地歴はインプットだけではなかなか覚えられません。その点、ゆげ塾では授業内にインプットとアウトプットの機会がバランス良く設定されています。初めて受ける講義には単語だけでも事前に頭に入れてから授業に臨むことをおすすめします。ゆげ先生が授業で単語と単語を結び付ける流れを説明して下さるのでよりインプットしやすくなります。

早押しでは瞬発力が試されるので、早押しで取れるようになると、過去問を解いていても問題の処理スピードが早くなると感じました。

また世界史の講義を通して学んだ知識は、現代文や小論文、英語長文にも役に立ちます。そしてゆげ塾で学んだ様々な概念、思想、主義は一生役に立つ教養になると思います。

リピ:

online-TMBも対面授業もリピ制度を多く活用していました。映像授業では記憶に定着しにくかった内容でも、リピで対面授業を受け直すとスッと頭に入ってきました。本当にリピはおすすめです!!!特に近現代は難しくて細かく覚えないといけないので、リピ制度は本当に良かったです。理解度が確実に上がる!!最高!!!

演習:

参加者全員の点数が公開され順位付けまでされるので、正直緊張します。しかし緊張感を持って授業に参加するため、たとえ間違えてもその悔しさで強く記憶に残ります。“出ないこと=逃げ”だと自分に言い聞かせて出ていました。こんなレベルのことで自分から逃げてたら、一生逃げてる人間になります。

演習に参加することで、正解を選べていても処理が綺麗にできていない、という問題までも論理的に処理する力が身につきます。特に思想系の正誤問題は赤本の回答では限界があり、考えても難しいので、先生の解説を通して理解していました。丁寧な演習・論述授業こそがゆげ塾の醍醐味です。本当に出る価値あります。

論述:

元々論述を使う予定がなかったので毎回出ていたわけではないです。

論述は、出来事理解はもちろん流れの把握など全てができていないと書けないため、該当範囲の整理もつきますし、日本語力も鍛えられます。論述を本番使わない方も一度出てみることをおすすめします。しかし参加人数が多いと拘束時間が長くなります。



ゆげ塾で出会った親友、中辺(左・立教社学) と。内陸アジア史の帰り道🦄🦋



○ 他塾・学校の活用法 

【英語】

中学生の頃から「学び舎東京」という個別授業の塾に通っていました。カフェみたいで綺麗な塾です。中2から高2までは松井先生、受験期は角井先生に担当して頂きました。一対一なので、先生と相談しながら完全に自分にフィットした授業を受けることができる点が良かったです。

第二言語習得論を応用した科学的な手法を用いて授業が進むため、文法や長文が全て体系的、実践的に学べるそのメゾットが他の塾との決定的な違いだと思います。


高2までは楽しく英語に触れ、わりと自由に授業をしてもらっていました。その中で知らないうちに多くの文章に触れることができていたためか、良くも悪くも感覚的に英語を掴めるようになっていました。

担当講師が変わってからは一気に論理的な英語力を身につけるよう方向転換しました。その際今まで感覚で掴んでいた英語が武器にもなりましたが、なんとなくのまま解いてしまう部分もあった為、きちんと対策をしなければならない弱い点ともなりました。角井先生は宿題やテストがとにかく大量でしたが、それをこなす中で一気に受験対応の英語力が伸びました。単語、文法、英文解釈、和文英訳、長文、ライティングなど、全方面を鍛えることで総合的な英語力が上がったと思います。慶文推薦や慶経に特別な対策なしで合格できたのは、このように全体的な英語力を伸ばせていたからだと思います。


【現代文】

英語と同じく、学び舎東京で半年のみ受講しました。高2末の春期講習から始めたのですが、高三の前半に現代文が伸び、そこからは模試でも安定して取れるようになりました。途中から国立大学の記述問題を扱うようになり、当時は記述力を磨く意義を感じていませんでしたが、そこで身につけた記述力が慶文推薦に役立ったと思っています。現代文を受講しなくなってからは、市販の問題集やセンターを定期的に解くことで維持していました。

【小論文】

知り合いの紹介で個人レッスンを受けていました。夏ごろから通い始めましたが、慶文が終わるまではずっと書類や慶文対策をして頂いていました。小論文自体は年末から書き始めましたが、元々難解な文章を読むことやそれをまとめることに苦手意識がなかったので、小論文対策に多くの時間を取られることはなかったです。幼少期から中学生までは読書家だったのと、模擬国連で使用する資料は内容も文章も硬いので、これらで読解力が鍛えられていた気がします。

【古文】

東進の映像授業を取っていました。古文は基礎から全くできていなかったので、吉野先生の「基礎からの的中パワーアップ古文」と「基礎からの的中パワーアップ古文(敬語中心)」を取って基礎から演習まで行いました。推薦の準備が始まってからはほぼ勉強していなかったので、最後まで得意になることがないまま、古文とはおさらばしました。

【学校】

学校の授業で受験に役立つものはほぼなかったです。そして聖心大に進学する子や推薦で進路が決まる子が多かったので、一般受験生に全く配慮がない課題も多かったです。(やたらプレゼンとかディベートさせたがる、、、)

しかし聖心は比較的英語教育に力が入っている学校で、英語の授業が多く用意されていた点は良かったです。実は慶應経済受験の準備期間はかなり少なかったのですが、それでも慶経英語のライティング部分に対応できたのは、高校2年間でWritingI,Ⅱの授業を取っていたからだと思います。学校の授業では、色々なテーマ、様々なスタイルで文章を書き、先生の納得がいく出来になるまで何度も添削、修正の繰り返しでした。また、英語演習の授業は長文や英作文を扱ってくれるので、一般受験生はぜひ取るべき授業です。


○お薦めの参考書・問題集

勉強を始める時にやる気が出ない人は、1日の一番最初に解く参考書を決めて、その参考書から1日の勉強を始めるというルーティーンを作るといいと思います。私の場合、春休みは『ポレポレ』、夏休みは『東大の世界史』をそれに当ててました。自分が好きな勉強や参考書で始めると、ちゃんとやる気出ます。


【英語】

単語帳:

『シス単』と『パス単準一級』を使いました。シス単レベルの単語帳は高3になる前に終わらせておくことを強くおすすめします。この2冊を完璧にすれば早慶の英語にも対応できます。『パス単』はある程度まで本で覚えたら、mikanというアプリを使って隙間時間に確認していました。

熟語:

『速読英熟語』のみです。この一冊で基本的な熟語はカバーできます。しかし早慶レベルの熟語は載っていないこともあります。

文法:

高2後半に『英文法・語法問題ベスト400』を2周しました。基礎の文法事項を簡単に確認できるのでおすすめですが、400問にまとまっている分全てを網羅はしていないので、高1、高2で解くのがおすすめです。


春からは『UpGrade』を3周したあと、旺文社の『基礎英文法問題精講』を1周、桐原書店の『頻出英文法語法1000』を2周しました。特に桐原は早慶レベルにも対応できる問題集なので、基礎がある程度固まった早慶受験者におすすめです。

ちなみに、レベル的に、『Vintage』『NextStage』『UpGrade』の3冊はほぼ並列です。


最後まで終わりませんでしたが、直前期はZ会の『英文法・語法のトレーニング2 演習編』を回しました。慶法を受験した先輩におすすめしてもらいました。見開きページに、問題、解答、解説が見やすくまとまっています。

これらと並行して、塾からは『ファイナル英文法難関大学編』が宿題に出されていたので、そちらも進めていました。


このように、文法はずっとやっていたにもかかわらず、最後まで苦手意識がありました。熟語も同じく苦手意識が拭えませんでした。


英文解釈:

『ポレポレ』を春に一周回したあとは塾で使用する教材を使用していました(ほぼ国立の過去問でした)。慶文など和訳問題があるところを受ける方は英文解釈必須です。


長文:

自分のレベルに合わせて『やっておきたい長文』シリーズから始めるのがおすすめです。夏休みまたは秋以降は過去問が長文の練習に最適だと思います。私は8月くらいから慶應の過去問を解き始めました。慶法については14年分解き、出題傾向を探りました。また受験しない早稲田やsfcの問題も扱いました。

あとは枕元に『早稲田の英語』を常備して寝る前に大問1個だけ解くことをしていました。慶應志望だったため、『慶應の英語』ではなく『早稲田の英語』を使うことで、過去問を解く際に問題が被ってしまう可能性を回避するとともに、同レベルの長文に触れられるようにしていました。


その他:

発音アクセント、和文英訳などは塾から配られたプリントのみやっていました。リスニングについては、高2まではゆる〜くやっていたのですが、受験期は特に何もしませんでした。時々TED見ていました。慶経受験者で自由英作文を鍛えたい方は、Z会の『英作文トレーニング』や一橋の問題で演習することをおすすめします。


【国語】

私は5月までに『入試現代文へのアクセス』を基本編から完成編まで終わらせました。この3冊をやってだいぶ現代文の点数が上がった気がします。そのあとは、維持するために河合の『マーク式基礎問題集現代文』を進めました。マークの点数を上げたいのならば、センターや共通テスト型問題を解くのも良い演習になると思います。私は河合や駿台の共通予想問題集を使っていました。

現代文は、どんな文を読む時も、文章全体の大枠をざっくりと掴みながら、中身の細かい部分を詰めていくイメージで読んでいました。

古文、漢文については短期間しか勉強していない上に最後まで苦手だったため、割愛します。

また小論文は特に使った教材等はありません。慶應や国立の過去問を使用していました。

【世界史】

なんといってもゆげ塾のテキストです。60テキストに世界史のおおよそが詰まっています。意外と細かい知識まで載っていたりします。過去問やセンター解いてると段々自分の苦手なテキストが分かってくるので、学校があって忙しい時期は、苦手なテキストだけ回して復習していました。私は直前期に60テキスト全てをまわし、1テキストにつき1ページ、苦手なところをピックアップして、A5の世界史復習ノートにまとめていました。このノートは自分の弱点ばかりがまとまっている自分専用のミニテキストになったので、試験会場に持っていき、休憩時間などにはそのノートで最終確認をしていました。

用語集は山川と必携を使っていました。早慶一部学部では山川に掲載がない用語が出題されたりするので、2個持ちしていました。ちなみに、Appストアで「必携世界史用語」と調べると500円くらいでiPhone版デジタル用語集が買えるのでおすすめです!荷物が重くて用語集を持ち歩きたくない日でも出先でパッと携帯で確認できるのは本当に便利でした。

浜島の資料集には全てが詰まっています。暇な時にさっと見るだけでも、図や写真、絵のイメージで記憶に定着しやすいです。リピで授業を受ける際は多少余裕があったので、先生の講義を受けながら資料集や用語集を読み、授業内でさらに新たな知識を得るようにしていました。

有名な『実力をつける世界史100題』ですが、私は100題全てやり切ることはなかったです。学校で内職する時や自分の苦手範囲のみ、全部で60題くらい解いたと思います。これを何周もやり込むなら用語集を読んだ方がいいと思いました。


『東大の世界史』を大問3のみ1日1年分やっていました。答えは簡単でも、問われ方の角度が普通と違って解いてて面白かったので、夏休みに毎朝勉強を始める勢い付けみたいな感じでやっていました。

ゆげ塾の一問一答アプリはいつでもどこでも使えて本当に便利です!苦手な範囲のみ自分で選択できるのも嬉しいです。私は文化史が全般的に弱かったのでエリア、時代を問わないミックス文化史をよくやっていました。加えて、直前期は学研のアプリを使って東進の一問一答をやっていました。重要度別に出題を選べるため、私はほぼずっと「難関私大レベル」をまわしていました。こんな用語もあるのかあ、という気休め程度に、電車に乗っている時やレジ待ちの時に何度も回していました。


○最後に

1年間本当にありがとうございました。ゆげ塾に通っていなかったら、受験をやめて聖心大に進学していたかもしれません。少なくとも慶應合格は夢のまた夢だったと思います。こう考えると、ゆげ塾との出会いは私の人生を変えました。一年前、やる気と勇気だけでゆげ塾の体験授業を申し込んだ自分に感謝です。

あたたかい先生とチューターの皆さん、レベルの高い同期、いい子ばかりの後輩に囲まれて、想像以上に楽しい受験生活を送ることができました。受験生が少数派の学校だったので、ゆげ塾の同期には本当に沢山助けられました。受験期の楽しみは毎週土曜の対面授業に出ることだったので、学校で「明日塾だ〜!やった〜!」って言ってたら引かれました^_^ でも、そのくらい楽しく世界史の勉強をできていた、ということです。これこそ最高の環境です。


そして、小さな頃から惜しみなく教育を与えてくれて、去年の2月、急に慶法に向けて一般受験すると言い出した私を、最後まで応援してくれた両親に本当に感謝しています。


ここまで、とても長くなってしまった体験記を読んでくださった方、有難うございました。少しでも皆さんの受験生活の参考、ヒントになっていれば嬉しいです!


最後に、受験生には早寝早起きが大事です。私の受験生活唯一の後悔は、遅寝遅起きだったことです。夜型人間でした。



<学校の後輩へ>

聖心は全くと言っていいほど受験に適さない学校です。実際私のクラスは6人しか一般受験しませんでした(笑)そして実は私自身、高三の夏まで両親に受験を反対されていました。

しかし自分が本当に行きたい学校、学部に向けて努力し続ければ、納得できる結果が得られるはずです。正直、学校全体的に英語力が高い聖心生は、私文志望なら1年でどうにか出来ます。全ては自分がどのくらい努力できるかに懸かっていますが、少なくとも私はそうでした。

周りの友達が推薦で次々と大学が決まる中、孤独の戦いになって辛い時もあるかもしれませんが、それを乗り越えた先には、一般受験というラウンドで戦い抜いた爽快感や達成感と、自分に対する自信が生まれます!挑戦の心を忘れずに、一般受験という道も選択肢にしてほしいです。