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合格体験記

早稲田大学文化構想学部 ヴィンセント一朔(う゛ぃんせんと いっさく)

何かを悟ったような語り方、これを読めばあなたの道も開けてくるかも…?


合格体験記なんて各々に各々の利用法があって然るものです。書かれている具体的な勉強法を参考にするもよし、漠然と自分への注意喚起のために使うもよし、反面教師にするもよし。この体験記も皆さんの好きなように使ってくださいな。



☆高校名

芝高校


☆合格校

早稲田大学文化構想学部[第一志望] (進学)

上智大学法学部法律学科 teap 利用型[第四志望]

上智大学文学部哲学科 teap 利用型[第六志望]

防衛大学校一般採用試験第一選抜


☆補欠

上智大学文学部新聞学科[第三志望]


☆不合格校

早稲田大学文学部[第二志望]

早稲田大学教育学部国語国文学科[第五志望]








☆資格、特技、部活、委員会

美術部

漫画研究部

最高委員(高校 1 年、2 年時)

放送委員

文化祭実行委員

運動会実行委員

その他各種実行委員会

バンド(ベース)

ライブ前はバンドが、それ以外は生徒会が忙しかった物ですから、部活にはほとんど行けなかったですね。


☆高校での成績

総合評価は 5 段階で 3~4 程度だったと思います。クラス順位で上半分に入ったのは一回くらいでしょうか。いつも澱みにいました。


☆模試の成績

模試の結果に興味が無かったものであまり明確な値は覚えていないのですが、10 月の河合のマーク模試でとった、文化構想学部 D、教育学部国語国文 C、が最高値だと思われます。E 判でも気にしないで頑張ろう!とさえ思っていないくらい模試は軽視していました。ただまあ、受験を終えてみればやはりちゃんと受かってる奴は模試の成績も大概取れているので気にしなさ過ぎは宜しくないのかもしれませんね。


☆センター

世界史 91/100 点

国語 168/200 点

英語 165/200 点

リスニング 46/50 点

苦手意識のあった世界史と古文は点数らしい点数をとる事が出来ましたが、得点源である現国、英語、リスニングの点数は揮わず、精彩を欠いた成績となってしまいました。

とはいえ、私はセンター利用をするつもりがなかったこともあり、特に気にはしませんでした。センターの得点率は、勉強していく過程である程度自身の習熟度を確かめる試金石にはなりますが、一回の得点が自分の実力をそのまま表している訳でもないですから、受験生の皆さんもどうぞ過去問の得点に一喜一憂せずに励んでください。



☆勝因と敗因

勝因

現国が得意であった事、これに尽きます。入試問題、特に文化構想の問題は、古文も漢文も英語も基本的には文章の内容について聞くものですから、少しの情報から文全体の内容をつかむ事が出来るという能力は大きなアドバンテージだったと思います。

強いて他の要因を挙げるとするならば、緊張に滅法強かった事でしょうか。最高委員選挙の演説やらバンドのライブやら、”場数”は踏んでおりましたからね。


敗因

得意科目に頼って苦手科目の基礎を軽んじたことです。「現漢できるし、古文はノリでやろう。勉強してる暇ないし。」「世界史の正誤とか論述はできるから固有名詞はなんとなくでいいや。時間ないし。」実際ここまで楽観的ではなかったですが、そのきらいはありました。良い訳がないんですけどね。正直得意科目でカバー出来ることには限界があります。世界史や英語が得意な人も、その得意科目を自分の足枷にせぬよう、、


☆学校の活用法

活用していた授業、と言う書き方もなんだかあまりに受験中心の考えのような気がするものですから私は好きではないのですが、敢えて挙げるならば、英語と現国と漢文ですね。変な言い方ではありますが、学校では多少雑に問題を解いてもお叱りを受けなかったので言い渡された制限時間の半分の時間で問題を解くように心がけておりました。

また、古文は「今まで全く授業を聞いていなかったので基礎事項すら皆目わからない。しかし自分一人で勉強したり塾に行くのは面倒だ」という横暴極まりない願いによって補習を開いて頂いたので、その補習で勉強を完結させておりました。こんな自堕落な生徒のためにわざわざ補習を開いてくださるなんて、本当に有難い事です。

そして我が芝学園は、使いやすい自習室や赤本青本のある図書室など設備にも優れておりましたので、どうしても集中して勉強する必要のある日は学校に出向いておりました。ただ、学校に行った結果友人と教室でバドミントンやら絵しりとりやらをする事に一日を費やしてしまう、などという事も日常茶飯事でしたので諸刃の剣ではありましたがね。


☆ゆげ塾の活用法

高二の2月末から通い始め、11 月頃に通史を終えました。

世界史はずば抜けて苦手でしたので、ゆげ塾の授業を聞く事で世界史に興味を持ち、流れを理解する事で、私が最も苦手とする”単調な暗記”をする手間を少しでも省けるようにしておりました。正直私は自分に甘い人間でしたから一問一答形式の問題は最後まで苦手でしたが、論述や出来事の並び替えは人並み以上にできていたと自負しております。

また、ゆげ塾には多数イベントがありましたので、なるべくそれに参加する事で受験生活を楽しいものに出来るよう心がけておりました。言うなればゆげ塾は、受験勉強から逃れようとする自分の弱い意志を繋ぎ止めておく繋船柱と言ったところでしょうか。




☆他塾の活用法

・zenith

高一の 10 月くらいから通っていました。ただ、当初は受験の為ではなく、学校で単位を落とさないことを目的に通っていたので、受験に本腰を入れようと決意したのは高二の9月、その決意を見た目に反映させたのが高二の2月(頭を丸めました)、実際に頑張り始めたのは高三のゴールデンウィークくらいからです。

この塾は、○ヶ月でセンター何点アップ保証!みたいな塾ではないです。それなりの時間はかかる代わりに盤石な英語力をつけてくれます。先生も現実を正直に言う人なので一見するとただただ怖い人ですが、「お前じゃ頑張ってもマーチ行けるか行けないかだ」とか言いながらめちゃくちゃしっかり面倒見てくれます。

私は自習があまりできない人間でしたから長期休暇や1月以降は1日5時間週5日ここの授業を受けていました。

お世辞でもなんでもなく、本当にここに通っていなければ確実に私の受験した学校には落ちていたでしょう。


・東進

週一の面談が面倒すぎて一ヶ月で行かなくなり、それとともに受講もしなくなりました。3 コマくらいは真面目に聞いていたので「る・らる・す・さす・しむ、、、」とかは空で言えるようになりましたが、それ以上は何も得られませんでした。ここに関しては本当に金を払ってくれた親に申し訳ないことをしたと思っています。


☆英語の勉強の仕方/参考書

単語は塾の小テストに合わせ最低限だけ勉強し、文法に関しては塾指定の青チャート(英語にもチャート式あるんです)と塾のプリントをやっていました。単元で言うならば、文型と句節と話法に力を入れていましたね。この単元は割と軽視されがちなのですが、ここを理解しているのといないのとでは長文や英作文での出来が雲泥の差です。

長文に関しては、学校では速さを、塾では精度を高めると割り振って解いていました。いやまあ、意識してやっていたというよりはそうせざるを得なかっただけなんですがね。学校では早く友達と駄弁りたいから速く解き、塾では怒られたくないからじっくりと解く。動機が実に不純ですが、まあ結果オーライでしょう。

文、文構特有の一文要約はその特異性故に早い対策が必要と思われがちですが、ある程度の読解力と一般的な文法力があればさして難しいものではないので、これの対策をするくらいでしたら他の大問を完答できるようにした方が良いかと思われます。



☆世界史の勉強の仕方/参考書

世界史はとにかく苦手だったので、ひたすらゆげの授業をちゃんと聞き、赤本を解き、間違えた問題の中で時聞き覚えのあるものだけはせめて覚える、という具合にやっていました。

一応山川の一問一答はもっていましたが、使いこなせていなかったと思っています。

迷うことなくゆげ塾におんぶに抱っこ状態でしたね。


☆国語の勉強の仕方/参考書

基本的に学校の授業が問題演習でしたのでそれで済ませていました。

センターの過去問は得意な人にも苦手な人にもオススメです。



☆さいごに

恥の多い受験生活を送ってきた私の体験記が果たして如何程の人の役に立つのかは知る由も無い事ではありますが、私はやる気が起きない時、何をしたらいいのかわからない時は先輩の体験記を基に自分が受かった場合の合格体験記の内容を考えることでその状況から脱していました。合格体験記なんて各々に各々の利用法があって然るものです。書かれている具体的な勉強法を参考にするもよし、漠然と自分への注意喚起のために使うもよし、反面教師にするもよし。この体験記も皆さんの好きなように使ってくださいな。

それでは、皆さんの受験生活が実りあるものでありますよう。左様なら。






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