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合格体験記

東京外国語大学 国際社会学部東南アジア専攻 かりんとう(仮名)

更新日:3月19日

心が折れそうになった時は、自分のなりたい自分を想像して、気持ちが乗らない時もとりあえず行動にうつしてみて、人の目は気にしないで自分が満足できるまで挑戦してみてください。



⚪︎氏名;かりんとう


⚪︎高校;品性の申し子


⚪︎現役


かなり長い体験記になっています。後半は外大の二次対策について主に書きました。外大の入試は情報が少ないと思うので参考になれば嬉しいです。


 

⚪︎合格校;東京外国語大学 国際社会学部 東南アジア専攻

 

⚪︎共通テスト;R91 L85、国語171、世界史77、倫理66、数1A46、数2BC39、情報82

 

世界史の採点をした時は泣きそうになりました。数学はずっと1番の苦手科目でしたがここまで事故るとは予想していませんでした。本番で練習通りの結果が出せるとは限りません。本番と同じタイムスケジュールで練習したり、雑音がある場所でも集中できるようにするなど、工夫するべきでした。外大の傾斜で74%でリサーチは東アジアでD判定でした。ギリギリボーダーに載っていた東南アジアで出願しました。私立の共テ利用や併用は判定が良かったものもありましたが落ちました。

 

○敗因

・計画的に勉強することができなかったこと

特に数学は大の苦手科目で大嫌いだったので全くやっていなくて直前期に焦って詰め込みましたがちゃんと失敗しました。苦手から逃げず、継続的に向き合うことができませんでした。

 

・世界史

世界史の塾の体験記に書くことではないと思いますが、共テの結果から分かるように世界史が間に合っていませんでした。インプットの時間が多すぎたかな、と思います。ゆげ塾の授業はアウトプットの時間も組みまれているので、効率的だと思います。論述の対策はもっと早いうちから始めるべきでした。知識や歴史の流れの確認にもなります。

 

・本番の想定不足

共通テストでも二次試験でもとても緊張しました。特に共テは最初の世界史の時間に、開始10分何もできず文章が全く頭に入ってこなくなりました。本番を想定した気持ちで模試を受けたり、本番と同じスケジュールで勉強したり、自習室など静かな環境ではなく近くに人がいたり雑音が気になる場所でも集中できるようにするなど、点数が環境や気持ちに影響されないように準備をするべきでした。

 

・量をこなすことに重点を置きすぎた

常に今の自分のやりかたでいいのか確認するべきでした。不安な場合はとりあえず信頼できる先生に今の自分のやり方と成績を全て話してみると良いと思います。特に世界史においては通史が終わった後は、沢山問題を解いて量をこなすことに必死になりすぎて、前後関係、流れを抑えることを雑にしてしまいました。

 

・私大の対策を怠った

共通テストの対策(特に数学)に時間がかかりすぎて、私立大学の過去問対策が全くできていませんでした。共通テストが終わってから一気に追い込みましたが、特に世界史などは本番までに追いつけていなかったと思います。もっと早くに受験校を決めしっかりと対策するべきでした。

 

・受験の情報不足

MARCHを全学部のみで受けたことを後悔しています。全学部は個別に比べ問題が易しい大学が、高得点勝負なので実力がある人ほど個別試験で受けることをお勧めします。

 

○学校の成績

 

評定平均;3.6/5.0

 

高二の春に外大を志望校に決めてから、まずは定期テストを頑張りました。それまでは全く勉強しておらず成績も悪く、勉強の習慣もついていませんでしたが、定期テストガチ勢になったことで長時間勉強することや毎日机に向かう事も苦ではなくなりました。勉強仲間もできました。

高三からは内職している科目もありましたが、暗記系の単語や文法の小テストは毎回きちんと勉強しました。基礎固めは学校の勉強をうまく活用できると良いと思います。

 

○模試の成績

 

1回記述模試 英;58.1  国;59.3  世;61.8

2回記述模試 英;66.6  国;57.4  世;61.9

3回記述模試 英;65.8  国;57.9  世;65.1

 

判定は夏以降は、英語と世界史で判定が出る外大はAかBで、早慶は最後までEかDでした。上智やMARCHも夏以降はB~Cでした。

偏差値や判定を見て沢山落ち込みましたが、数字よりもそこから得られる発見とそれを次に活かすことが大事です。勉強法を見直したり、苦手分野を復習したり、自分の間違えを徹底的に分析しました。また、わかるはずなのに出来なかった、周りが気になって集中できなかった、など学力以外の発見も大事にするべきです。

過去問で得点できることが1番重要なので結果に左右されすぎないようにするべきです。

 

○ゆげ塾の活用

 

高二の頃初めて行きました。学校や部活の練習などもありコンスタントには行けていませんでした。高三からは、他の塾の授業が被ってしまったため行けなくなりました。また私の学校は土曜も毎週授業があり、毎週通史の授業に出てしまうと自習の時間が取れなくなってしまうので行かなくなりました。

効率重視のために通史自体は学校の授業にきちんと出席し学校ベースで進め、夏休み中の自主学習や復習などをゆげ塾のYoutubeで補いました。ゆげ塾のテキストYouTube の一問一答も隙間時間にかなり活用しました。ゆげ塾出版の本も読みました。特に戦後史の本は3周ほど読みました。

 

○外大の二次試験の対策

 

外大の二次試験はどの科目も一貫して、文章を読んで端的にまとめられることが重要だと思います。

 

リーディング

 

・パス単準一級

・ターゲット1900

単語はこの二つに加えて、自分でわからない単語やよく間違える単語を書いたノートを作りました。いろんな訳を見て日本語訳を暗記するよりイメージを掴むようにすると長文が読みやすくなりました。

 

・ポラリス

・全レベル問題集

・国公立標準問題集CanPass英語

高三の春から夏までは毎朝1長文読み、復習で本文の訳を見て問題を解くことよりも丁寧に精読することを意識しました。時間を空けて音読したり、訳しにくかった文章の構文を確認してました。解説がしっかり載っているものをしっかり和訳を確認し復習をして丁寧に学習すれば参考書はなんでも良いと思います。

 

外大の大問 1

素早く、正しく読み、点になる回答を作ることが大切でした。先生に添削してもらう前に、ホームページの解答や採点基準も自分で見て採点しました。記述系は全科目、自分で採点することも力になりました。

 

外大の大問 2

紛らわしい選択肢がいくつかあるので候補を作りながら解くようにしました。動詞の形を変える事も油断すると間違えやすくなっているので、一文の構造を捉え、また文全体の流れを掴みながら解くようにしました。


リスニング

 

毎日何かしらの音源をシャドイングしました。

発音だけでなくイントネーションや息継ぎなどまで完璧にコピーし覚えるまで聞いて発音しました。英検準一級や旺文社の文単、慣れてきたらbbcの6minutesEnglishやTedtalksも良いと思います。

 

大問3と4

キムタツリスニングや過去問で練習しました。本番は音質がとにかくひどいです。イヤホンで聴くよりスピーカーなどを使って練習したほうがいいと思います。

放送が始まる前の時間に選択肢の先読みをして、答えの箇所が流れてきたら瞬時にわかるようにしました。先読みの時間を考慮し、リーディングは、大問1が35分、大問2が10分、残り5分で先読みと見直し、くらいの時間配分で練習しました。

 

ライティング

 

直前期までは英検の問題や国立大学の過去問を使って週一で書いた作文を塾の先生に添削していただきました。文法を正しく理解して話が飛躍しすぎないようにわかりやすく書けるようにしました。ある程度量をこなすことも重要だと思います。

語彙が少ないと思ったので、同義語をマインドマップのようにしてまとめたノートを作りました。

 

大問5

 

リスニング要約

最初は難しく感じるかもしれませんが、リスニング力が上がってくれば問題についている講義のメモを軸にまとめていけば良い感じにできるようになると思います。聞き取れないところがあれば、要約なので、順番を変えたり具体例を飛ばしたり工夫し、放送と全く違うことは書かないようにしました。

 

意見文

話が主張とずれてしまわないように、常に今何を説明してて、どういう結論にもっていくかを確認しながら初めのうちは書きました。200字書くのが辛い人は、関係代名詞で修飾したり、よく使えるテンプレなどたくさんストックしておいて、フル活用して書いていくと素早くある程度の字数書けると思います。

 

スピーキング

共通テストが終わってから一気に追い込みました。多分他の受験生もこんな感じの人が多いと思います。英検準一級程度や200字の英作文を書けるだけの実力があればあまり心配する必要はないと思います。

Youtubeで「外大 スピーキング」と検索し出てくる模擬問題をまずは時間を測って言ってみて、その後言った内容を文字起こしして文法ミスを確認したり表現を確認したりしました。準備時間は、ざっくり話の構成を考えて各テーマで自分が説明に使いたい単語を思い浮かべてイメトレしました。

 

世界史

論述は10月か11月ぐらいから学校の先生に添削して頂きました。外大の論述は、資料を読めば知識が不足していてもなんとか書ける年もありますが、出来事の前後関係など基本的な学習を怠らず、一問一答の方で確実に得点できるようにするべきです。歴史総合は、歴史総合の教科書を読みゆげ塾の動画を見ました。実際に試験を受けて、世界史に出てくる日本史の部分の流れを抑えて、日本と他国の歴史を比較する、などが重要だと思いました。しかし歴史総合よりもまずは世界史の学習に時間を割くべきだと思います。

 

○最後に

 

長い体験記を読んでくれてありがとうございます。

外大の合格を周りの人に伝えた時、自分以上に周りの人が喜んでくれて本当に幸せでした。諦めずに努力して良かった、心から思いました。色々なところで沢山の方に支えて頂きました。両親、ゆげ先生始め塾や学校の先生方、先輩や友人、ありがとうございました。

受験勉強を振り返ると辛い事の方がよく覚えていますが、良い楽しい期間でもありました。失敗したらまた次に進んで頑張れれば大丈夫です。失敗しても諦めずに進み続ければ明るい未来が待っていました。心が折れそうになった時は、自分のなりたい自分を想像して、気持ちが乗らない時もとりあえず行動にうつしてみて、人の目は気にしないで自分が満足できるまで挑戦してみてください。きっとその経験は自分の成長の糧になっていると思います。皆さんが希望の進路に進めるよう応援しています。

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