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合格体験記

早稲田商学部に関する内部情報 鈴 kileaks 作成 最終更新日時 2011/11/26

11 号館=商学部、国際教養学部棟

おそらく本キャンにある建物の中で一番新しい建物。 耐震性にも優れており、2011 年 3 月 11 日に起きた東北大地震の際も、床や壁に少し亀裂が入った程度で済んだ。

新しいだけでなく、高さも一番。

こう言うと聞こえはいいが、正直上の階で授業がある時は移動が面倒...


私大の雄と呼ばれる早稲田大学。歴史は長く、その名前は慶應と並び広く知られています。

では、その内部事情はいかなるものなのか。世間では「学生一流・設備二流・教授三流」 と思われている早稲田大学、とりわけ商学部について、早稲田歴約2年の鈴木がいくつかの項目に分解して報告したいと思います。


11 号館の入り口 11 号館の入り口は大きく、移動がとても楽。

人と人がぶつかることは滅多にない。

入り口のすぐ側にファミマがあり、外にはイスとテーブルが並べてあるので、のんびり出来る。 春先などはとても賑わう。


■設備

商学部の棟は早稲田大学の中でも 1,2 位を争うほど清潔なキャンパスです。清潔といっても最近建てられた、というだけですが。また他の建物にはないファミリマートが内蔵され ている建物でもあります。おかげでお昼時の 11 号館はまさに「カオス」という言葉が良く似合います。 そんなつい最近建てられた商学部キャンパスですが、実は上総さんが通っている国際教 養学部と一緒に使われています。そのため早稲田のキャンパスの中でも、一番グローバル 化が進んでいるキャンパスになっています。日本語の会話が聞こえてくることもあれば、英語だったり中国語だったり韓国語だったりと、本当に色々な言語の会話が聞こえてきます。そんな特殊な環境に身を置きながら勉強しています。


サークルの部室 商学部図書館

(早稲田には各学部ごとに、関連した書籍を置いている図書館がある。法学 部なら法律関連の書籍を多く置いている。)に併設されているサークルの部室。大学に公認されたサークルは、活動をするためにお金をくれたり、備品を支給してくれる。さすが大学自身がサークルの多さを自負しているだけはある。


外見はとても綺麗で、キャンパスが新しく清潔だからという理由で受験する生徒もそれなりにいるかと思いますが、利便性という点から見たらハッキリ言って最悪です。なぜなら、 利用者と設備の数の比率が全然合ってないからです。エレベーターが 3 基内蔵されていま すが、その 3 基を商学部生約 4,000 人+国際教養学部+教授で利用するため、想像して頂 ければわかるかと思いますが非常に不便です。一度に全員が利用するわけではないですが、 不便というかどう考えても足りていません。エレベーターだけでなく、エスカレーターも あるにはありますがこちらも1つしかないので、はたから見てもまかない切れていません。教授陣も建てる際に抗議したらしいのですが、うやむやになって今の状態になったそうです。


サークルの部室と鈴木(別アングル) こう見てもらえばわかるように、結構広い。

(写真を撮ったサークルは少し特殊で、比較的 大きい部室だが。奥にはもっと広いスペースがあり、司書さんたちが使っている。)大学が認めているサークルにはこれに準ずる広さの学生会館にある部室を使わせてもらえる。ここだけの話、各サークルによってまちまちだが、マンガやゲームを置いてある部室が多いので、人によっては授業に出ずにここに入り浸ってしまう人も...。


■学部事務所

早稲田大学の各学部には学部事務所というものが存在します。

これは学費以外のお金を振り込みに訪れたり(オープン授業と呼ばれる授業があって、これはどんな学部でも受講することの出来る授業なのですが、受講するのにはお金が必要。)、成績問い合わせする場 合にお世話になる所です。なぜなのか理由は分かりませんが、商学部の事務所は仕事が雑です。学生に対する対応がひどかったり、成績問い合わせの期間が短かったり(今年の春 期の問い合わせ期間は1日だけでした。そのため鈴木は問い合わせすることが出来ず。ちなみにそれを知らせるメールがきたのは前日。)授業用のプリントを持ってこなかったりと事務所に不満を持っている学生は多数存在します。理由の1つとしては、早稲田の卒業生 で構成されているからかもしれません。 ちなみに、慶應大学はこれらの仕事を民間企業に委託しているため、対応が良いらしい です。実際に利用したことはありませんので、あくまでも「らしい」です。


先述したファミマ

昼時にはこのファミマが人で溢れかえる...。

右はおそらく、ファミマで飲食物を買ってのん びりしている人たち。


■教授・授業

世間的には「教授は三流」ということで知られていますが、鈴木の体感としてはまぁ三流と呼ばれても仕方ないかな、といったところです。教科書の内容をそのまま追い続ける教授や、もごもご喋っていて何を言っているのか分からない教授など様々です。もちろん学生を育てようと、熱く授業を行う教授もいるにはいますが、3 期(1年半)授業を受けてそう感じる授業を行うのは 3 人だけでした。もしかしたらそういう教授のせいで、学生が 真面目に授業を受けないのかもしれません。 しかし、授業は下手でもそこは私大の雄・早稲田ですから、すごい肩書きを持った教授 は多数在籍しています。日本の金融政策を取り仕切った経験のある教授や、会計学で有名な教授、マーケティングの先駆者など枚挙に暇がありません。そういった教授とのコネク ションを得られると考えたら、我慢出来る人もいるかもしれませんね。


11 号館の違う入り口

11 号館には大別して 4 つの入り口がある。うまく分散されているので、それぞれの入り口 で混雑することはあまりない。また大学は一般の方々にも開放されているので、都内に希少な緑を求めて散歩に来る人も。


話は変わりますが、よく生徒から「商学部ってどんな勉強するんですか?」という質問を 頂きます。良い機会ですので、ここで細かく説明したいと思います。商学部では大きく分けて 6 種類の授業があります。1つは会計コースです。簿記を学問的に勉強していこう、というコースで後述する商学コ ースと併せて商学部らしいコースといえます。会計コースを勉強すると会社の運営状況が わかるようになります。このコースのゼミに入る人は公認会計士とか税理士を目指す人が 多いです。もちろん単純に会計学が好きで取っている人もいるので、全員が全員目指しているわけではありませんが。


11 号館の違う入り口(ちょっと高いアングル) 改めて 11 号館の大きさが際立ちますね


2つめは経済・産業コースです。これはその名の通り経済学を勉強するコースです。この コースがあるため、商学部でも経済を勉強出来なくもないです。ミクロ・マクロは当然ですが、社会経済学・労働経済学もある年はあります。高校までの教育とは異なり、大学は 毎年同じ授業が開催するわけではありません。海外研究などのため、教授が世界各地を飛 び回っているからです。「なくもない」と書いたのは、学部名に取り込んでいる「政治経済 学部」が既に存在しているからです。そのため「なんで商学部で経済学勉強しているの?」 という雰囲気があります。純粋に経済学を勉強したいのなら、出来るだけ政経に行くことをお勧めします。しかし、鈴木は商学部で経済を勉強する意味はあると思います。なぜなら他の授業で実践的なことを学べるからです。経済学で理論を勉強して、違う授業でその 理論を具体例に当て嵌めて学び直す、ということが可能だからです。理論だけで頭デッカチになることを防ぐことが出来るのかなーと鈴木は思っています。


3つめは商・貿・金コースです。商学・貿易・金融の頭文字から名前をとってきています。 マーケティング論・貿易論・金融論について勉強出来るコースです。1 期生の川辺さんがこのコースのゼミを取っています。簡単に言ってしまえば、マーケティングではどうやった ら効率よく商品を売ることが出来るか、貿易はそのまま貿易とはなんたるかについて、金 融ではお金のやりとりについてそれぞれ学ぶことが出来ます。このコースが一番お金儲け に関係しているコースかなと思います。 最後は経営コースです。経営に関する勉強が出来るコースです。どうやったら上手く組織 を動かすことが出来るかについて勉強する経営組織論などがこのコースです。ゆげ塾の掃 除ではよく全体を見渡せるようになれ、と言われますが簡単に言うとそのことを学問とし て勉強するコースですね。 以上が商学部で学ぶことの出来る学問です。全体的に経済学よりも現実社会に密接した 学問だと言えます。また、出来たばかりで歴史の浅い学問が集まっている学部でもあります。


早稲田構内の銀杏並木 普段は都内に希少な緑を提供してくれる構内の木々たちも、秋から冬にかけて牙をむきます。ぎんなんの臭さ、という牙をです。オープンキャンパスの期間にしか大学に来たことがない人は、秋になるとどれだけ臭くなるのかを知らずに入学してしまうことになります。心して通うこと...。


またほとんどの大学・学部でもあるように、商学部にもゼミがあります。早稲田の中でも 商学部は、他の学部と違って 3,4 年生から始まるゼミ演習が大きな地位を占めています。文 学部など他の学部は「入りたいっすー」と言えば、それほど苦労することなく入ることが 出来るのですが、商学部ではそう簡単に入ることは出来ません。就職活動同様、ES(エ ントリーシート)を書いて、教授・ゼミ生と面接をして、2 から高いところによっては 4,5 倍の倍率をくぐり抜けて、やっと入ることが出来ます。苦労してゼミに入るので、ゼミ生 同士はすごく仲良くなりますし、学生同士だけでなく、教授とも仲良くなれます。そのため先述した教授たちと仲良くなれる可能性があるわけです。ゼミに入る大変さに関しては早稲田の中でも商学部が一番有名だと思います。


詰め所付近で飼われている野良猫

警備員さんや学生に可愛がられている野良猫が偶然いたので、撮ったもの。野良猫とはいえ、病気になったらきちんと病院にも行きますし、ちゃんとご飯も食べます。誰がそれらの世話をしているのか?警備員さん? 正解は、学生です。通称「わせねこ」というサークルがきちんと面倒を見て、えさをあげ ています。サークルで有名なだけあって、こんな珍しい活動をしているサークルもあると いう一例です。


■学生

早稲田大学は私大の中でも指折りの学生数を誇ります。その様子はまさに学生のサラダボウルとも呼べる状態で、静かに勉強したいと思っている学生もいる一方で、大隈銅像の 前で流しそうめんやってみたり、腕立て100 回を上半身裸でパフォーマンスする学生もい ます。 そんななかで商学部の立ち位置はどのようなものなのか。世間的な評価としては「チャラ商」(勉強をせずに遊んでばかりいるイメージ)だったり「楽商」(勉強しなくても卒業 出来そうなイメージ)学部だったりします。しかしながら、実際の商学部生は「そんなことねーよ」と思っています。なんだかんだで単位を取るためには頑張らなければなりませんし、髪を染めている人も多いのは事実ですが実はみんなシャイです。それを隠すために髪を染めているのかもしれません。余談ですが鈴木が髪を染めたり原色に近い服を着てい るのは、たくさんの学生・教授のいる早稲田大学で、すぐに名前と顔を覚えてもらうため、という理由もあります。おかげさまですぐ名前を覚えてもらえます。その裏では世間的な 「チャラ商」という評価を助長させているかもしれませんが・・・。


中央図書館正面図

各学部図書館とは他にある中央図書館。その蔵書量はとても多く、私大の中で一番多いそうです。文学から雑誌、新聞や学術書など、本当にたくさんの本があります。地下にも大きなスペースがあって、たくさんの本が収められています。方向感覚には自信があったつ もりなのですが、利用した時はマジで迷いました。それぐらいたくさんの本を早稲田では 閲覧、利用することが出来ます。


授業中の学生の様子はお恥ずかしい話ですが、とても外部の人に見せられるものではありません。まじめに授業を受けている学生は約2割、多めに見積もって3割といったところでしょうか。残りの学生は教室後方で携帯をいじったり、寝ていたり、お喋りしていたり、 本を読んでいたり。一番ひどい授業では、授業中に退室し、ファミリーマートで飲み物を 購入してきて、また授業に戻ってくるという何を考えているのか分からない学生もいます。 やる気に満ちあふれている学生が入学して、あまりの授業のひどさに絶句する学生は毎年 少なからず存在します。 以上のように商学部には大きく分けて2種類の学生がいます。ドクターコース・公認会 計士などを目指して勉強に励む真面目な学生と、とりあえず楽をして大学を卒業したいと いう学生です。これらの学生がうまくグループ毎に分かれて共存している学部、そんな学部が商学部です。


中央図書館階段から見た図 ここにも緑がたくさん植えられています。

道路を挟んで向かい側にある建物は 15 号館で、教育学部が主に使用しています。


■まとめ

以上のようにメリット・デメリット合わせて書いてきましたが、自分は良い学部だと思 っています。他の学部とは違って、最初から「この学問を勉強します」と厳密に決まって いないので、入ってからある程度自由に勉強する学問を選択出来るからです。自分なりの 表現をするならば、ある学問に適正がないことがわかっても、違う学問に適正があること を発見し、シフトするチャンスが多いということだと思ってます。大人はよく勉強したい 学問を見極めて学部を選びなさいと言いますが、実際そんなことは本人にもわからない場合が多いです。鈴木の場合も感情に頼って行動することが多いので「経済学か文学を勉強 したいなー」と大雑把にしか決めていませんでした。大学に入ってから色々な人々と関わりをもって、幅広い知識を身につける過程の中で発見するというのも悪くないのではない かな、と自分は思います。このレポートがみなさんの大学・学部選びの一助になれれば嬉しいです。

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